薬の頼り方
~体を守るために知っておきたい考え方~
痛みが出た時、熱が出た時、風邪を引いた時。
調子が悪いときに頼りになるのが薬です。
鎮痛剤や解熱剤、抗生物質など、薬は症状を和らげたり、細菌の繁殖を抑える大切な役割を持っています。
一方で、薬だけに頼ることが本当に体にとって最善か? という視点も大切です。
■世界の薬事情から見えること
国や地域によって「薬との付き合い方」は大きく異なります。
- ドイツやイギリスでは、風邪や軽い体調不良には薬ではなくハーブや自然療法をすすめるケースが多くあります。
- サンフランシスコでは、理学療法士によるオンラインリハビリ30分が約5万円と、医療費が非常に高額。病院にかからないようにみなさん健康に気を使われているんだとか。
- オーストラリアでは、理学療法士(physio)に開業権があり、街中に多くの治療院があるほど、運動やリハビリで改善する文化が根付いています。
- 中国では、中医学の一部として鍼灸や漢方が病院の科として存在し、薬と自然療法を組み合わせて治療を行います。
世界を見渡すと、「不調=薬」という日本の常識は必ずしも当たり前ではないことが分かります。
世界と比べても…と思われるかもしれませんが、それでも同じ人間です。
「関係ない」と一蹴りにすることもできません。
■日本での薬との向き合い方
日本でも本来、鍼灸は予防医学として発展してきました。
現在のように“症状が出てから薬”という考え方だけでなく、不調を溜め込まない生活習慣や、未病の段階で整える東洋医学的ケアが根付いていたのです。
薬は良くもあり、悪くもあると私は思います。
多くの名医や長年医師の家系では、病気に対して薬を推奨してないようです。
それは「病気を治すのは”薬”ではなく、”身体(免疫)”」だからだそうです。
■疾患と病気は区別する
疾患と病気を分けて考えることです。
- 疾患:心臓疾患や糖尿病など、自己免疫ではどうにもならない状態
- 病気(体調不良):風邪や軽い炎症など、自己免疫が自然に回復を目指すもの
疾患には適切な医療や薬が欠かせません。
一方、軽い体調不良や慢性疲労は、体本来の回復力を高めるケアが重要になります。
■体のサインを見極める
薬を飲む前に、まず知っておいてほしい体の仕組みがあります。
- 発熱は体の免疫が働いている証拠
体内のウイルスや細菌と戦うために体温を上げ、免疫を活性化しています。 - 痛みは体の異常を知らせるサイン
どこかに炎症や血流障害、筋疲労が起きているというメッセージです。
薬はその症状を和らげる手助けはしますが、治しているのはあなた自身の免疫です。
そして、肩こり頭痛など慢性的な不調は薬では根本的に治りません。
■日常でできる体づくりが最大の予防
薬に頼らずに過ごすためには、不調を溜め込まない生活が不可欠です。
- 1日15分のウォーキングで血流と自律神経を整える
- 睡眠時間を確保し、深い呼吸を意識する
- 体を温め、冷えを防ぐ食生活を心がける
LaLa鍼灸サロンでは、鍼灸による血流改善やセルフケア指導を通して、薬に頼らない体づくり、長い目で見た自立した生活を目指すサポートをしています。
■まとめ|薬を味方にしながら、自分の治癒力を高める
薬は悪者ではありません。
痛みや高熱など、緊急時には体や生活を守るための大切な助けになります。
ただし、治すのは薬ではなく自分自身の免疫だということを忘れないでください。
薬に頼りすぎると、免疫が本来の力を発揮するチャンスを失ってしまいます。
いざというときに闘える体にしておくことが大切です。
- 不調を早めにケアして慢性化を防ぐ
- 生活習慣の中で免疫を強化する
- 必要なときだけ薬の力を借りる
このバランスが、薬に振り回されない生活への第一歩です。
LaLa鍼灸サロンは、「薬に頼らない体づくり」をこれからも応援します。
~ 私の想い ~

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。
皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。
”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。
・なぜ首肩がつらくなるのか?
・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?
・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?
それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。
自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。
つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。
もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。
LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。