鍼と針の違い|認識の違いを解説!

なじみがある人は「しんきゅう」と読んで『鍼灸』

なじみがない人にとっては「はりきゅう」と読んで『針灸』

というのが一般的な認識のようです。

「鍼灸に興味はあるけど、注射みたいに痛そうで怖い…」
そんなふうに感じる方が多いのは、「針」という注射針のイメージが強いからだと思います。

実は、鍼灸で使う“鍼(はり)”と、病院で使う“注射針”は、見た目も、目的も、刺さったときの感覚も全然違うものなんです。

今日はそんな「鍼」と「針」の違いについて、分かりやすくお話しします。


■同じ「はり」でも、目的がまったく違う

注射針は“薬液を体内に注入する”または“血液を採取する”ための針です。
つまり、体の中に出入りする「管」としての役割を果たしています。

一方で、鍼灸の鍼は、筋肉やツボに刺激を与えるための道具。
血を抜いたり、薬を入れたりはしません。
あくまで、体の自然治癒力を引き出すための「刺激」を与えるために使うものです。


■太さの違い

ここが最も大きな違いかもしれません。

  • 注射針:太さは約0.5〜0.9mmほど(中には1.2mmを超えるものも)
  • 鍼灸の鍼:太さは約0.12〜0.18mmが一般的(髪の毛ほどの細さ)

つまり、鍼灸の鍼は注射針の4分の1〜6分の1くらいの細さで柔軟性のある柔らかい物なんです。

このため、刺さったときの感覚は全く違うので、

「え、もう刺さってるんですか?」
「刺したの、全然分からなかった…」
そんなふうに驚かれる方がほとんどです。


■痛みの感じ方の違い

注射針は、太くて先端が鋭利。
皮膚を「切る」ようにして入っていくため、“チクッ”とした強い刺激がありますよね。

それに対して、鍼灸の鍼はとても細く、先端が丸みを帯びています。
このため、皮膚を「押し分ける」ように入っていくので、痛みをほとんど感じません。

感じるとすれば、爪楊枝でツンツンされたような感覚です。

筋肉を刺激すると、鈍痛のような「ズーン」という独特の感覚(=鍼特有の“ひびき”)を感じることが多いですが、これは心地よい刺激と感じる方が多いです


■鍼の効果

鍼治療の効果は、

  • 自然治癒力を高める
  • 血流や巡りを整える
  • 自律神経のバランスを整える
  • 痛みを抑制する

体の内面を整えて病気や不調を予防するだけでなく、治療にも効果的!

「根本から整えるアプローチ」ができるのが、鍼灸の魅力です。


■「注射が苦手でも、鍼灸は大丈夫だった」という声が多数!

LaLa鍼灸サロンに通ってくださっている方の中にも、
「注射は見るだけで怖いのに、鍼は見えないので全然平気でした!」
「気が付いたら寝てました(笑)」
そんなふうに言ってくださる方がたくさんいらっしゃいます。
まだ試したことがなく、「ちょっと不安だから最後の手段にしておこう」なんて思っていたら本当にもったいない。鍼灸が気になっているようであれば早めに一度体験してみてください。


■まとめ|鍼と針

比較項目注射針鍼灸の鍼
目的薬液注入・採血ツボや筋肉への刺激
太さ約0.6〜0.9mm約0.12〜0.18mm
痛みチクッと強いほぼ無痛、時に響き
形状先端が鋭利先端がなめらか
使用法体内に薬液を送る体の流れや筋肉を整える
衛生面使い捨て完全使い捨て

「鍼=注射」ではありません。
鍼灸の鍼は、体をじんわりほぐし、整えてくれるやさしい東洋医学の道具です。

もし、肩こりや疲れ、自律神経の乱れにお悩みなら、
“怖い”というイメージを少しだけ手放して、体験してみませんか?

ご予約お待ちしております。



私の想い ~

たかなか さき

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。

皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。

”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。

・なぜ首肩がつらくなるのか?

・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?

・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?

それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。

自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。

つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。

もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。

LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。

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