『長い施術がいい』本当にそうでしょうか?
~施術時間と効果の関係を考える~
「せっかくお金を払うなら、できるだけ長く安く施術してほしい」
「60分より90分のほうが効きそう」
施術を受けるとき、このように「長い施術=効く施術」と思っている方は多いかもしれません。
ですが、実際には 施術時間の長さと効果は比例するわけではありません。
むしろ効果のない長すぎる施術は体にとって負担になり、逆効果になることさえあります。
■なぜ「長い施術=効く」という思い込みがあるのか?
- こり=ほぐすという認識
- 「揉まれた感」「やってもらった感」が安心につながる
- 短時間だと「物足りない」と感じやすい
こうした心理的要素から、「長く施術してもらうほうが得」と思いがちです。
しかし体の反応は必ずしもそうではありません。
■長時間の施術が抱えるリスク
1. 筋肉や関節への過度な刺激
筋肉や関節は適度に刺激すると緩みますが、長時間刺激し続けると防御反応でかえって硬くなることがあります。
2. 自律神経の乱れ
鍼灸やマッサージでリラックスするのは交感神経と副交感神経のバランスが整うからです。
ところが、ほぐしてはいけない筋肉までもほぐしてしますと、支えが効かなくなり余計につらくなってしまいます。
力が入りずらい、体が重だるいという状態になってしまうのです。
3. 翌日の「もみ返し」
施術時間が長くなると筋繊維の微細な損傷が増え、炎症反応として「もみ返し」が強く出るリスクがあります。
例えば、こんな状態になったことありませんか?
「90分受けたのに翌日ぐったり…」
「施術中は気持ちいいけど、効果が長続きしない」
改善目的で施術を受けに行ったけど思った結果にならなかったら、あなたはこの先も体のメンテナンスをしようと思いますか?
きっと”お金の無駄”と思うでしょう。
効果=お得感ではない、ということも頭に入れておいて欲しいなと思います。
■効果的な施術の条件とは?
根本原因に的確(必要なヶ所)にアプローチしていること
長さよりも「どこを施術するか」が重要です。
首肩こりでも原因が骨盤や足にある場合、局所だけを長時間触っても改善しません。
体が受け入れられる刺激量であること
施術は「適量」が大切。
少なすぎても多すぎても効果は薄れます。
変化がその場で実感できること
正しいポイントにアプローチできれば、短時間でも姿勢や可動域の変化を体感できます。
■まとめ|本当に必要なのは“長さ”ではなく“質”
『長い施術がいい』という思い込みは、安心感やコスト感覚から生まれやすいですが、実際には逆効果になることもあります。
- 長すぎる施術 → 体に負担をかけるリスク
- 適切な施術 → 短時間でも十分な効果
大切なのは「どれだけ長くやってもらったか」ではなく、
「どれだけ体に合った施術を受けられたか」 です。
あなたも施術を選ぶときは「長さ」よりも「質」を意識してみてください。
それが本当の意味での体の改善につながります。
~ 私の想い ~

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。
皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。
”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。
・なぜ首肩がつらくなるのか?
・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?
・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?
それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。
自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。
つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。
もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。
LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。