「塩分=悪」は間違った認識|ミネラルの重要性
健康の話題になると必ず出てくる「塩分の摂りすぎは高血圧の原因」というフレーズ。
もちろん極端な摂取は体に負担をかけますが、塩分=悪 と一括りにするのは正しい理解ではありません。
塩は単なる味付けではなく、体を構成する大切な栄養素=ミネラルを豊富に含んでいます。
ここでは、塩分の本当の役割と、体が必要とする塩の摂り方を詳しくお伝えします。
■ミネラルは体の“土台”をつくる
ミネラルは体の中で合成することができない必須栄養素で、生命維持に欠かせません。
カルシウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛、鉄などがその代表です。
これらは
- 骨や歯をつくる
- 血圧や体温を調整する
- 神経伝達をスムーズにする
- 筋肉の収縮をサポートする
など、全身の働きに関わっています。
中でも塩に含まれる ナトリウムやマグネシウム、カリウム は体液バランスを保つ重要な役割を果たします。
■問題は“塩”そのものではない
現代で問題視されるのは、加工食品や外食に多く使われる精製塩。
精製塩はほぼナトリウム成分だけで構成され、マグネシウムやカリウムなど本来のミネラルが失われています。
その結果、体内のミネラルバランスが崩れやすく、血圧上昇やむくみなどの不調を招きやすくなるのです。
つまり「塩分=悪」ではなく、
精製塩に偏った現代的な塩の摂り方が問題なのです。
■天然塩にはミネラルが豊富
岩塩や天日塩など、自然の製法で作られた天然塩には、ナトリウム以外のカリウム・カルシウム・マグネシウムなどがバランス良く含まれています。
これらのミネラルが血圧や神経伝達を助け、体内の余分な水分を排出してむくみを防ぐ働きをします。
神経伝達は非常に大切です。
こむら返りなど筋肉の引き攣りは、水分不足だけではなく神経伝達の誤作動と言われています。
ミネラル不足によって起こると言われているので、よく攣る人はミネラルを補ってあげるようにしましょう。
■1日に必要な塩分量の目安
日本人の食事摂取基準(2025年版)では、
- 男性:1日7.5g未満
- 女性:1日6.5g未満
が推奨されています。
ただしこれはナトリウム量を基準にした目安。
汗をかきやすい人や運動量が多い人は、もう少し多めが必要な場合もあります。
私のサロンに来られる方はそういった方は少ないので1日5gは必要ですよと伝えています。
重要なのは塩の質とバランスです。
■取り入れやすい摂取方法
日々の生活に、こんなシンプルな方法を取り入れてみてください。
- 朝と夜に:コップ1杯の水に天然塩をひとつまみ
→ 体の水分バランスを整え、余分な水分を排出してむくみを改善。 - 頭痛が出たとき:天然塩をひとつまみなめる
→ ナトリウム不足による神経性の頭痛に効果的。 - 料理に使う塩は精製塩ではなく、海水塩や岩塩などミネラル豊富な天然塩を選ぶ。
このように“良い塩”を適量、賢くとることが大切です。
■ミネラルが不足すると…
- 疲労感が取れない
- 足がつる、こむら返り
- 集中力の低下や頭痛
- 血圧の乱れ
- 反射神経が鈍る→転倒のリスク、特に子供には運動神経にも関わってきます。発達には欠かせません。
これらは体からのミネラル不足のサインかもしれません。
特に夏場や運動時は汗とともに多くのミネラルが失われるので注意が必要です。
■まとめ|丈夫な体づくりは“ミネラル”から
「塩分は悪」というイメージは、精製塩に偏った現代の食習慣から生まれたもの。
そしてメディアの中でもよく取り上げられているので、そういった印象になりがちです。
本来、塩は体に欠かせないミネラルを含む大切な栄養素です。
- 天然塩を選ぶ
- 1日5~6gを目安にバランスよく摂る
- 体調や生活に合わせて柔軟に調整する
これが、丈夫な体をつくり、首肩こりや慢性的な疲れを防ぐための基本です。
LaLa鍼灸サロンでは、施術だけでなく日々の食生活や水分・ミネラル補給まで含めて、体を根本から整えるサポートをしています。
「塩分=悪」という一方的な情報に振り回されず、自分の体に必要な“栄養素”を味方につけて、健康で体を育てていきましょう。
~ 私の想い ~

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。
皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。
”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。
・なぜ首肩がつらくなるのか?
・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?
・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?
それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。
自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。
つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。
もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。
LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。