そのため息、疲れのサインです
無意識の呼吸が体調を崩す理由とは?
「気づいたら、ため息ばかりついている」
「呼吸が浅い気がするけど、どうしていいかわからない」
「眠っても疲れが取れない」
こうした悩みを抱えている方は、実は少なくありません。
そしてその裏にあるのが、「呼吸の乱れ」という見落とされがちな体のサインです。
呼吸は、私たちが1日に2万回以上も行っている“命を支える動作”。
にもかかわらず、無意識のうちに浅く、乱れてしまっている方が非常に多いです。
■呼吸の乱れが引き起こす“意外な不調”
呼吸は、自律神経と深く関係しています。
緊張すると呼吸は浅く速くなり、リラックスすると自然と深くゆっくりになります。
つまり、呼吸の状態を見れば、その人の自律神経のバランスがある程度わかるのです。
では、呼吸が浅いとどうなるか?
代表的な症状として、以下のようなものがあります。
- 寝ても疲れが取れない
- 常に緊張していてリラックスできない
- 頭がぼーっとする、集中力が続かない
- 気分の浮き沈みが激しい
- 朝からどんよりしている
- 肩や首が凝ってつらい
つまり、「なんとなくの不調」「なんか疲れる」が続いている人は、“呼吸の状態”を疑ってみるべきなのです。
■ため息は「疲れ」のサイン
「ため息をつくと幸せが逃げる」なんて言いますが、実はため息には“体をリセットする役割”があります。
脳が疲れを感じたとき、自律神経が緊張しすぎたとき、体は自然と深呼吸をしたくなるのです。
しかし、問題は「ため息をついてもスッキリしない」こと。
これは、日常の呼吸が浅すぎるせいで、たまに深呼吸しても効果がない状態です。
つまり、常に酸素不足のような状態が続いているのです。
体に酸素が巡らなければ、脳の働きも鈍くなり、内臓の働きも落ち、全身が「なんとなく調子が悪い」状態に陥ります。
■呼吸が浅くなる“原因”
では、なぜ多くの人が呼吸を浅くしてしまうのでしょうか?
そのカギを握るのが「姿勢」と「首・胸郭の硬さ」です。
現代人の多くは、スマホやパソコン作業の影響で、次のような姿勢になりがちです。
- 猫背(胸郭がつぶれる)
- ストレートネック(首が前に出る)
- 肩が内巻き(肋骨が動かない)
このような状態では、横隔膜(呼吸の主役となる筋肉)も正しく動かず、呼吸は自然と浅くなります。
つまり、呼吸の質は「体の構造」によって左右されるのです。
■自律神経の乱れと“呼吸の質”
自律神経は、呼吸・心拍・血圧・消化など、私たちの体を無意識にコントロールしてくれている神経系です。
しかし、浅い呼吸が続くと、交感神経(緊張の神経)ばかりが優位になり、常に緊張状態が続くようになります。
これが「休んでも休んだ気がしない」状態の正体です。
また、自律神経の乱れは、以下のような不調を引き起こすことがあります。
- 睡眠の質が下がる
- イライラ・不安感
- 食欲の変化
- ホルモンバランスの乱れ
- 胃腸の不調
つまり、「呼吸」は自律神経という土台を整えるカギでもあるのです。
■今こそ、呼吸を見直すタイミング
✔︎ 最近ため息が増えた
✔︎ 朝スッキリ起きられない
✔︎ 寝ても疲れが残る
✔︎ 頭が重い・ぼーっとする
✔︎ 呼吸が浅い気がする
✔︎ やる気が出ない
もし、ひとつでも当てはまるなら、あなたの体は“SOS”を出しているのかもしれません。
呼吸は、誰でもすぐに始められる“最も身近なセルフケア”。
でも、本当に呼吸を変えたいなら、まずは「体の状態を整える」ことが必要です。
ため息をついている場合じゃありません。
あなたの“本来の呼吸”を取り戻すことで、体も心も自然と整っていきます。
~ 私の想い ~

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。
皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。
”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。
・なぜ首肩がつらくなるのか?
・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?
・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?
それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。
自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。
つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。
もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。
LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。