手の冷え=首こり
~末端の血流障害と首肩の緊張がリンクする仕組み~
「手先が冷たくて仕事に集中できない」
「冬だけでなく、一年中手が冷えている」
「昔からだから仕方ないと思っている」
そんな手の冷え、実は 首こりが原因 になっている可能性があります。
首肩の筋肉の緊張と手の血流は密接につながっているからです。
■首肩こりが手の冷えを招く理由
1. 血管の圧迫
首や肩の筋肉が硬くなると、そこを通る血管が圧迫されます。
特に鎖骨下動脈や腕に続く血管は、首肩の緊張に影響を受けやすく、手先まで血液が行きにくくなります。
2. 神経の圧迫
首から腕に伸びる神経は、血管の働きもコントロールしています。
首肩のこりが強いと神経が圧迫され、血流を調整する働きが乱れ、手先の冷えにつながります。
3. 自律神経の乱れ
首の筋肉が緊張すると交感神経が優位になり、血管は収縮します。
その結果、末端の血流が悪くなり、手先の冷えを感じやすくなります。
■「ただの冷え性」とは違うサイン
- マッサージしても冷えが改善しない
- 冬だけでなく夏でも手先が冷たい
- 首や肩のこり、頭痛を同時に感じる
- 指先のしびれを伴うことがある
こうした特徴がある場合は、長年の蓄積による首こりに由来する「手の冷え」の可能性が高いです。
■放置するとどうなる?
首肩こり由来の冷えを放置すると——
- 慢性的な頭痛や肩こりの悪化
- 指先のしびれや感覚低下
- 更年期症状や自律神経失調の悪化
- 将来的には頸椎症や頸椎ヘルニア、胸郭出口症候群につながる可能性
「冷えだから仕方ない」と片付けてしまうと、大きな不調へとつながってしまいます。
■改善のためにできること
1. 適度なエクササイズ
手先だけを温めるのではなく、首・肩・鎖骨周囲を温めることが効果的。
こまめに動かし、適度な負荷をかけることで循環を良くします。
2. 姿勢を整える
猫背やストレートネックは、血管や神経を圧迫しやすい姿勢です。
骨盤を立てて土台を安定させることで、首肩の負担が軽減されます。
3. 呼吸を深める
胸郭を広げ、横隔膜をしっかり動かす呼吸は、血流と自律神経を整える効果があります。
■まとめ|冷えは「首からのSOS」
手の冷えは末端だけの問題ではなく、首肩のこりが原因で血流が悪化しているサインであることがあります。
- 首肩の緊張 → 血管・神経圧迫 → 手の冷え
- 手の冷え → 日常生活の不快感 → さらに緊張が強まる
この悪循環を断ち切るためには、手先だけでなく「首こり」そのものに目を向けることが大切です。
冷え性を改善したいなら、今日から「首肩をゆるめる習慣」を取り入れてみましょう。
その一歩が、冷えとこりの同時改善につながります。
~ 私の想い ~

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。
皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。
”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。
・なぜ首肩がつらくなるのか?
・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?
・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?
それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。
自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。
つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。
もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。
LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。