朝がつらい原因の1つ|首のつまり

「8時間寝たはずなのに、朝がしんどい」
「眠っても疲れが抜けない」
「起きた瞬間から肩や首が重い…」

そんな声を、LaLa鍼灸サロンでは日々お聞きします。

睡眠時間は足りているのに、なぜ疲れが取れないのでしょうか?
その答えの一つに、「首のつまり」が深く関係しています。


■“首のつまり”が引き起こす悪循環

首は、脳と体をつなぐ大切な通り道です。
血液やリンパ、神経、自律神経の命令も、首を通って全身に届けられます。

しかし、長時間のスマホやPC作業、不良姿勢、噛みしめ癖などにより、
この“通り道”である首の筋肉がガチガチに緊張すると…

  • 血流が悪くなる
  • 脳への酸素供給が減る
  • 自律神経の働きが乱れる

その結果、眠っても“体が休まらない”状態になります。

「首のつまり」は、単なる肩こりではなく、睡眠の質や慢性疲労にも直結する問題になります。


■呼吸の浅さ=睡眠の浅さ

首の緊張は、呼吸の浅さにもつながります。
寝ている赤ちゃんのお腹を見ると大きく上下するほど腹式呼吸が行われているのが想像できますか?

本来はそれが正常です。

いつしか成長するにつれてその呼吸を忘れてしまい、呼吸補助筋が働いている状態になります。

腹式=横隔膜が働く状態、これのお陰で全身がリラックスモードになります。

ところが、首や肩の筋肉が硬くなっていると、呼吸が胸だけで行われ、“浅く・早い”呼吸になってしまいます。

そして息を吐ききることが少なくなり、この状態では、睡眠中も体はリラックスしきれず、「眠っているのに体は休まっていない」という状況に。

特に、睡眠中に深いノンレム睡眠へ移行できないと、朝のだるさや寝起きの頭痛、目のかすみなどが起こりやすくなります。


■解剖学から見た“首のつまり”の正体

では、首の“つまり”とはなにか?
それは、筋膜・筋肉・姿勢の連鎖によって引き起こされます。

たとえば、

  • 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
  • 斜角筋(しゃかくきん)
  • 僧帽筋上部(そうぼうきんじょうぶ)

これらの筋肉が硬くなると、首の可動域が狭まり、神経や血流の流れを邪魔します。

また、足裏〜背面〜後頭部までをつなぐ筋膜ラインや、内臓疲労も関係してきます。

これらを見落としたまま、表面的なケアだけしても、「一時的に軽くなるけど、また戻る」の繰り返しになるのです。


■睡眠の質が変わると、人生が変わる

疲れが取れない毎日は、体だけでなく心にも影響します。

「朝からイライラする」
「何もしていないのに疲れる」
「やる気が出ない」

これらは、睡眠の質の低下が及ぼす、生活の質も低下につながります。

首を整えることで、睡眠の質が上がり、体の回復力が高まる。
それは、趣味や仕事、家族との時間をもっと楽しめるということになりますよ。



私の想い ~

たかなか さき

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。

皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。

”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。

・なぜ首肩がつらくなるのか?

・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?

・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?

それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。

自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。

つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。

もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。

LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。

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