肩こり改善がなぜ健康寿命を高める秘訣になるのか
実際に私のところに来る患者様の悩みって、実は肩こりだけでなく、深い悩みと不安を抱えています。
今この記事を開いたあなたも見出しを見て開いたということは、
「歳をとっても自分の足で歩きたい」
「できれば90歳を超えても、介護に頼らず生活したい」
「死ぬまで自立した生活を送りたい」
そう願っているのではないでしょうか。
“健康寿命”を延ばすカギの一つが、肩こりの改善にあります。
肩こりは単なる不快症状に見えますが、体の深い部分とつながっており、長く放置した影響は呼吸・血流・自律神経・姿勢の機能を次々と損ない、老化や不調を加速させます。
逆に私のところで肩こりを改善することに取り組むことは、全身の基盤を整え、健康寿命を長くする大きなきっかけになります。
■健康寿命とは何か?
健康寿命とは「自立した生活を送れる期間」のこと。
平均寿命との差が大きいほど、病気や介護に頼る時間が長くなってしまいます。
日本では、平均寿命と健康寿命の差はおよそ 10年 と言われています。
女性の場合は12年、男性の場合は8年。

※生命保険文化センターHPから引用
つまり、70歳までは元気でも、80歳からは寝たきりや要介護になるケースが多いということです。
この差を縮める=健康寿命を延ばすには、「日常の小さな不調」を軽視せず改善していくことが不可欠です。
その代表が首肩こりです。
■肩こりが全身に与える影響
1. 呼吸機能を低下させる
肩や首の筋肉は、呼吸の補助筋でもあります。
こりで固まると横隔膜の動きが制限され、浅い呼吸に。
酸素不足は疲労・集中力低下・自律神経の乱れを招きます。
2. 血流障害を引き起こす
僧帽筋や肩甲骨周囲、後頭部の筋肉が硬くなると、血管が圧迫されます。
結果、脳や心臓へ十分な血流が届かず、頭痛やめまい、心血管系リスクを高める要因になります。
3. 姿勢を崩し、運動機能を低下させる
肩こりは背中の丸みを強め、猫背を固定化させます。
猫背は骨盤や膝、足首まで影響し、歩行能力を低下させ、将来の転倒リスクを高めます。
その逆もあり、足元のアンバランスの影響が上体へと波及し猫背になっていることもあります。
4. 自律神経を乱す
首には自律神経の要所である頸部交感神経節があります。
慢性的なこりは交感神経優位を招き、血圧変動、不眠、消化不良、メンタル不調まで広がります。
■肩こり改善=健康寿命延伸の理由
呼吸が深まり、酸素供給が改善する
→ 疲労回復・代謝促進・脳の活性化につながる。旅行や趣味を存分に楽しめる体力になる。
血流が良くなり、心身の回復力が高まる
→ 頭痛・冷え・動脈硬化リスクの軽減。孫や家族、友達、さらには趣味を楽しく過ごす時間になる。
姿勢が整い、転倒や関節障害を防ぐ
→ 高齢期に最も怖い「骨折・寝たきり」を予防。「年齢のせい」と諦めない姿勢になる。
自律神経が安定し、内臓や精神面も安定
→ 不眠やイライラが減り、生活の質が向上。自分らしく生きられる自立した生活を送る。
■最後に
ここまで読んで、「そんな簡単な話じゃないでしょ~」って思った方は多くいると思います。
その通りです。簡単な話ではありません。
だから取り組む必要があるんです。
取り組んだ人と、そうでない人の差が人生の分かれ道だということを、長年患者様と接してきて学んだことなんです。
当時20代で担当していた90代、80代の患者様方はきっともうこの世にはいないかもしれません。
人生の先輩たちが教えてくれた後悔と口癖は『もっと若い時にこうやってればよかったよね~』です。
私は肩こりを通して出会った皆様には、自分の体と向き合う習慣を身に付けて欲しいなと願って常に取り組んでいます。
「肩こりくらいで」と思わず、未来の自分のために取り組んであげてください。
~ 私の想い ~

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。
皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。
”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。
・なぜ首肩がつらくなるのか?
・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?
・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?
それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。
自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。
つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。
もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。
LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。