「なんだか毎日だるい…」“食事”が原因かも?
「以前はもう少し元気だった気がする」
「寝ても疲れが抜けない」
「夕方になるとぐったり…」
このようなお悩みを抱えていませんか?
年齢とともに体力が落ちるのは自然なことですが、「年のせいだから仕方ない」と片付ける前に、見直していただきたいことがあります。
それが “日々の食事” です。
「ちゃんと食べてるから大丈夫」
「栄養バランスには気をつけてる」
そう思っていても、実は意外な落とし穴があるかもしれません。
今回は、鍼灸師としての専門知識と東洋医学の視点を交えながら、「疲れやすさと食事の関係」について詳しくお伝えします。
■“エネルギーのもと”が足りていない?
私たちの体は、食事から得た栄養を使ってエネルギーを生み出しています。
しかし、「摂取カロリーが多ければ元気になる」わけではありません。
実際には、以下のような要素が重要です
- タンパク質が足りているか
- ビタミンB群が摂れているか
- 鉄や亜鉛、カリウムなどのミネラルは十分か
- 糖質過多で逆に体を酸化させて疲労を生んでいないか
とくに女性に多いのが、「朝食はパン」「糖質中心の食事が多い」「お昼もパンとコーヒーだけで済ませている」などのパターンです。
これでは、エネルギーをつくる材料が不足してしまい、午後にはぐったりしてしまうのも無理はありません。
■食事で“内臓疲労”を招いていることも
食べたものを分解・吸収・代謝するのは「胃腸」をはじめとした内臓の仕事。
暴飲暴食や早食い、冷たい飲み物の取りすぎ、脂っこい食事などが続くと、内臓に負担がかかりやすくなります。
特に夏場や冷房の中では、「冷えた内臓」が消化吸収力を落とし、疲れが抜けにくくなる傾向があります。
東洋医学では、胃腸の機能は「脾(ひ)」の働きとされ、脾が弱ると“気”が作れなくなる=元気が出ない、という考え方をします。
内臓の疲れは自覚しにくいものですが、
- 食後に眠くなる
- お腹が張る
- 便がゆるい or 出にくい
- 舌に白っぽい苔がついている
といったサインがあれば、内臓疲労を疑ってみる必要があります。
■朝食の“質”が、その日1日の体調を左右する
「朝は食べられないんです」という方も多いのですが、実は朝食は無理して食べる必要ありません。
胃腸にも働くリズムがあります。
朝は排泄、昼は食べ物の消化と分解、夜は栄養の吸収。
これが理想の体内リズムです。
なので、お昼をしっかり栄養の整った食事ができていればいいのです。
逆に朝はしかっり食べてますという方は、起き抜けに温かい汁物やおかゆにしてなるべく固形物を避け、胃腸の負担を減らしてあげると内臓が温まり、消化・代謝が活発になります。
反対に、朝からパンとコーヒー、ヨーグルトや冷たいジュースは体を冷やしてしまい、疲れやすくなる原因に。
LaLa鍼灸サロンでは、体の状態に応じて「食事」の提案をすることもあります。
■「疲れたから甘いもの」それが逆効果に?
疲れたときについ食べたくなるのが、チョコレートやスイーツ、カフェラテなどの“糖質+脂質”の組み合わせ。
一時的に元気になった気がしますが、実は血糖値が急上昇・急降下することで、かえって疲労感が強くなります。
特に午後や夕方に甘いものが欲しくなる方は、「栄養が不足している」「自律神経が乱れている」など、根本に原因があるケースも多いです。
■体のサインを“評価”して、自分に合った食生活へ
「食事が悪い」と決めつけるのではなく、
“今の体に合っているかどうか”を知ることが大切です。
LaLa鍼灸サロンでは、肩こりや首こりの施術に加えて、
呼吸・内臓の状態・姿勢・筋膜のつながりまで総合的に評価を行っています。
そのうえで、「お腹の冷えが強いので、食事の見直しから始めてみましょう」
「栄養の吸収力が落ちているので、胃腸を整えるセルフケアを入れていきましょう」
といった、体質や生活に合わせた提案を行っています。
■まとめ|“なんとなく不調”のカギは「食事と内臓」にある
「寝ても疲れが取れない」「以前より元気が出ない」「朝から頭痛が」
そんな不調の裏には、食事と内臓の状態が深く関係しています。
- しっかり食べているつもりでも、栄養のバランスが崩れている
- 食べ方や時間帯が内臓に負担をかけている
- 甘いものに頼って、かえって疲れやすくなっている
思い当たることはありませんか?
ただ「食事に気をつけよう」ではなく、
「今の自分の体に必要な食べ方を知る」ことが、元気な毎日への第一歩です。
~ 私の想い ~

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。
皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。
”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。
・なぜ首肩がつらくなるのか?
・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?
・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?
それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。
自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。
つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。
もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。
LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。