「更年期以降の首肩こり」ホルモン変化と体のケアの重要性
「肩が重だるくて仕事に集中できない」
「毎朝、首がガチガチで起きるのがつらい」
「マッサージに行ってもすぐ戻る」
45歳前後から急増するこうした首肩こりの悩み。
実はその背景には、ホルモンバランスの大きな変化が関わっていることをご存知でしょうか?
40歳以降、女性の体は内側から大きく変化していきます。
中でも「エストロゲンの急激な減少」は、体の痛みやこり、不定愁訴を引き起こす大きな要因となるのです。
■ホルモンバランスの乱れが首肩こりを招くメカニズム
更年期とは、閉経をはさむ前後10年間(一般的には45歳~55歳)のこと。
この時期、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が急激に減少します。
エストロゲンには以下のような働きがあります:
- 血流を良くする
- 筋肉や関節の柔軟性を保つ
- 自律神経を安定させる
- 炎症を抑える
このホルモンが減ると、筋肉が硬くなりやすくなり、血流が滞り、神経も過敏になります。
結果として、首や肩のこり、背中の張り、腕のだるさなどが慢性化しやすくなり、
四十肩、五十肩、イライラ、ホットフラッシュなどが代表的な症状になっています。
■更年期のこりは「自律神経の乱れ」からも来る
更年期に出やすいもう一つの特徴が、自律神経の乱れです。
自律神経は、血圧や体温、呼吸、筋肉の緊張などをコントロールしている体の司令塔のような存在。
エストロゲンの減少はこの自律神経の働きにも影響を与えます。
- 交感神経が優位になりすぎる → 筋肉が緊張しっぱなしに
- 血管の収縮が起こる → 血流が悪くなりこりや痛みに
- 睡眠の質が下がる → 回復力が低下して疲労が蓄積
このように、ホルモンと自律神経の乱れが重なり、慢性化した首肩こりや不定愁訴へとつながっていくのです。
■「年齢のせい」とあきらめないで。体は整えば変わります
更年期の首肩こりを訴える方の多くが、こんな言葉を口にします。
「年だから仕方ないと思っていた」
「我慢すればそのうち落ち着くと…」
ですが、実際に体を評価すると——
・呼吸が浅く、横隔膜が硬くなっている
・首から肩にかけて緊張が強く、可動域が狭くなっている
・姿勢が崩れ、血流が悪くなっている
など、明確に“整えられる要因”が存在していることがほとんどです。
つまり、「年齢のせい」ではなく「整えていないだけ」です。
■首肩こりが改善すると、日常が変わる
定期的なケアで首肩の緊張が抜けてくると、以下のような変化が訪れます。
- 朝起きた時に体が軽く、スッと動けるようになる
- 目の疲れや頭痛が減り、表情が明るくなる
- 呼吸が深くなり、気持ちが落ち着いてくる
- 肌の血色が良くなり、若々しい印象に
- イライラやモヤモヤが減り、人間関係もラクになる
つまり、首肩こりが整うことは、美容・健康・心の安定すべてに繋がるのです。
■まとめ|“今からでも遅くない”が本当です
更年期の首肩こりは「年齢によるものだから仕方ない」と思われがちですが、実際は体の機能低下に対して、適切なアプローチがされていないだけです。
更年期を過ぎても、美しく、健康で、前向きに人生を楽しむ人は、“体を正しく整える”ことをしています。
あなたも、自分の体を労わる時間を持ちませんか?
まだ間に合います。この先の自分のために、今から始めましょう。
~ 私の想い ~

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。
皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。
”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。
・なぜ首肩がつらくなるのか?
・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?
・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?
それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。
自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。
つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。
もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。
LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。