この時期にやってくる突然の痛み

~寝違え・ぎっくり腰・股関節痛・膝痛を防ぐために~

季節の変わり目になると、突然の痛みを訴える方が増えます。
首を動かせないほどの寝違え、動けないぎっくり腰、歩くのがつらい股関節痛や膝痛……。

なぜ、この時期にこうした痛みが起こりやすいのでしょうか?
今回は西洋医学・東洋医学の両面から原因と対策を解説します。


■季節的な背景

季節の変わり目は寒暖差が大きく、気圧や湿度が不安定です。

  • 朝晩は冷えるのに日中は暖かい
  • 台風や低気圧で気圧が急降下
  • 冷房や暖房で室内外の温度差が大きい

こうした環境変化が、自律神経や血流、筋肉の柔軟性に影響を与え、急な痛みの引き金になります。


■西洋医学的観点からみる原因

筋肉・関節の冷えと血流不足

急な冷えは血管を収縮させ、筋肉を硬くします。
睡眠中に首や背中が冷えると寝違えやぎっくり腰が起こりやすくなります。

気圧変化による自律神経の乱れ

気圧が下がると体内の血管が膨張し、神経を圧迫。

また白血球が増えるとも言われており、自己免疫細胞を攻撃してしまうことによる、古傷が痛むなどがおこるとされています。
神経の圧迫と自己免疫の攻撃により、頭痛、関節痛、股関節や膝の違和感が出やすくなります。

関節・筋膜の硬直

寒暖差で関節や筋膜がこわばり、急に動かした時に炎症や微細な損傷を起こすことがあります。


■東洋医学的観点からみる原因

東洋医学では、この時期の突然の痛みを「風(ふう)」「寒(かん)」「湿(しつ)」の影響としてとらえます。

  • 風(ふう):体に入り込み、痛みやしびれを移動させる
  • 寒(かん):血行を滞らせ、筋肉や関節を硬くする
  • 湿(しつ):水分の停滞を招き、重だるさや関節痛を悪化させる

この3つが重なると、体内の「気血(きけつ)」の巡りが乱れ、寝違えやぎっくり腰、股関節・膝の痛みを引き起こすと考えられます。

【気】はいわゆる「元気」の気、元気の源でありエネルギーのことです。

【血】は「血液」の血、西洋医学的な血液と同じでエネルギーの源です。

【気】と【血】は相互に密接な関係にあります。


■セルフケアのポイント

体を温める

  • 体を冷やさない食事や服装
  • 就寝時の冷え対策(腹巻き・レッグウォーマー)
  • 朝起きたら天然塩を一つまみ加えた常温の水か白湯を飲む

血流を促す

  • 長時間同じ姿勢を避ける
  • 足首回しやふくらはぎのストレッチ
  • 入浴で水圧マッサージ効果

生活習慣を整える

  • 睡眠時間をしっかり確保(最低7時間)
  • 思い立って急に運動をしない
  • 深呼吸をして肋骨、背骨を毎日動かす

※痛みが強いときは無理に動かさず、早めに専門家に相談してください。


■まとめ|早めのケアが体を守る

季節の変わり目に増える 寝違え・ぎっくり腰・股関節痛・膝痛 は、

  • 気温差や気圧変化による血流・自律神経の乱れ
  • 東洋医学でいう風・寒・湿の影響

が重なって起こります。

LaLa鍼灸サロンでは、姿勢評価と鍼灸で血流と自律神経を整え、再発を防ぐ体づくりをサポートしています。

「急な痛みは偶然ではなく、必然にして起こる」

気温差があり冷えやすいこの時期こそ、体を温め、巡りをよくする習慣を今日から始めましょう。



私の想い ~

たかなか さき

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。

皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。

”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。

・なぜ首肩がつらくなるのか?

・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?

・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?

それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。

自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。

つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。

もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。

LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。

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