そのストレッチは逆効果?|伸ばしてはいけない筋肉とは
「肩こりがひどくて、毎日ストレッチしてます」
「腰が痛いから、痛いところを一生懸命伸ばしてます」
そんな方に、少し立ち止まって考えていただきたいことがあります。
多くの人がやりがちな「痛いところを伸ばす」ストレッチ。
でも、それが不調を長引かせ、筋肉や関節のバランスを崩している可能性があります。
その原因が、“短縮固定”と“伸張固定”という、筋肉の状態に隠れています。
■頑張っているのに報われない
LaLa鍼灸サロンにも、
「セルフケアしているのに全然変わらない」
「ストレッチしてるのにむしろ余計に痛い」
という方が多く来院されます。
みなさん真面目に、丁寧にケアされています。
それでも改善しない理由は、
「本来ケアすべき筋肉を間違えている」
「伸ばすべきではない筋肉を伸ばしている」という、構造的なズレにあるのです。
そのズレを引き起こしているのが、“筋肉のアンバランス”——つまり、
◆ 短縮固定(縮こまって固まった筋肉)
◆ 伸張固定(引っ張られたまま固まった筋肉)
この2つの状態です。
■「痛い=伸ばす」の誤った認識
ストレッチをしているのに変わらない——
それは、伸張固定の筋肉をさらに引っ張っているからかもしれません。
◎ 短縮固定: 筋肉が縮んだ状態で固まり、血流が悪く、動きも悪くなる。
→ こちらが本来ケアすべき、ほぐす・緩める対象
◎ 伸張固定: 周囲の筋肉に引っ張られて、常に伸びた状態で固定されている。
→ こちらは本来、ストレッチしてはいけない部位
たとえば、
● 猫背の人の肩こり → 背中の筋肉(僧帽筋)は伸張固定
● 骨盤が前傾している人の腰痛 → もも裏(ハムストリングス)は伸張固定
なのに「痛い=伸ばそう」としてしまい、さらに伸張固定を緩め、悪化させてしまうのです。
痛い部位を伸ばすほど悪化する、という悪循環にハマってしまいます。
■見るべきは“短縮固定縮側の筋肉”
本当にケアすべきは、短縮固定されている筋肉。
・猫背の人なら → 胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)
・反り腰の人なら → 太ももの前側(腸腰筋・大腿直筋)
・巻き肩なら → 上腕二頭筋・広背筋
これらは見た目には痛みが出にくく、伸張固定されている側にばかり目が行きがち。
実際も痛みを感じるのは伸張固定側が多いです。
しかし、姿勢のクセをつくっている“根本”は短縮固定側にあることが多く、ここをリリースしない限り、体の使い方も回復しません。
LaLa鍼灸サロンでは、
- 姿勢分析によって短縮固定と伸張固定の筋肉を評価
- 動作や筋膜ラインを確認し、影響の連鎖を見極め
- 不調の「原因筋」に的確にアプローチ
「たった1ヶ所で辛さがなくなる」「辛い所を触れられてないのに痛みがなくなった」 そんな感覚が、多くの方に驚かれています。
■こんな人は注意!
☑ ストレッチをしても体が軽くならない
☑ 肩や背中を伸ばすと余計つらくなる
☑ 猫背・巻き肩・反り腰を自覚している
☑ セルフケアの成果が出ている気がしない
☑ 自己流ストレッチで長年やってきた
1つでも当てはまる方は、“間違ったストレッチ”をしている可能性があります。
■まずは自分の筋肉の状態を知ること
「痛いところをケアする」のではなく、「歪みの原因を整える」ことが、本当の改善につながります。
LaLa鍼灸サロンでは、
- 姿勢と動きの評価
- 筋膜ラインの分析
- 短縮固定筋の特定 を行い、その場で変化を感じられる施術を行っています。
効果のないストレッチを“効かせるストレッチ”に変える。
それが、自分の体を理解し、大切にする第一歩。
無理して伸ばすより、正しく整える。
あなたのストレッチが変われば、体はもっとラクになります。
~ 私の想い ~

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。
皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。
”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。
・なぜ首肩がつらくなるのか?
・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?
・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?
それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。
自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。
つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。
もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。
LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。