“ストレートネック”の危険性

最近、テレビやSNSなどでよく見聞きするようになった「ストレートネック」。

「診断されたけど、放っておいても大丈夫なの？」

「私もスマホよく見てるし、もしかして……？」

そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。

実はこのストレートネック、肩こりや首こりだけでなく、頭痛・不眠・めまい・吐き気といった自律神経系の不調、さらには腕のしびれや背中の痛みまで、さまざまな不調を引き起こす“きっかけ”になることがあります。

今回は、ストレートネックが体に与える影響と、その対策について、専門的な視点からわかりやすくお伝えします。

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■ストレートネックとは？

本来、首（頸椎）は前方にゆるやかなカーブを描いているのが正常な状態です。

このカーブには、頭の重さを分散させたり、衝撃を吸収したりするクッションの役割があります。

しかし、ストレートネックになると、そのカーブが失われ、首の骨がまっすぐに伸びてしまった状態になります。

そうなると、

• 約5kgある頭の重さを首の筋肉が直接支える
• 衝撃が吸収されずダイレクトに頸椎にかかる
• 首まわりの筋肉が常に緊張状態になる

といったことが起き、首こり・肩こりの慢性化につながります。

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■ストレートネックの原因は“生活習慣”

ストレートネックになる最も多い原因は、現代人の生活習慣にあります。

• スマホやパソコンを長時間見る
• 猫背の姿勢で座り続ける
• 高すぎる枕やうつぶせ寝
• 運動不足や首まわりの筋力低下

これらの習慣により、首が常に前に突き出すような姿勢（いわゆる”頭部前方位”）になり、それが日々の積み重ねでストレートネックを作っていきます。

気づかないうちに、首のカーブは失われているのです。

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■放置するとどうなる？ストレートネックが及ぼす全身への影響

ストレートネックを放っておくと、単なる首こり・肩こりにとどまりません。

1. 自律神経の乱れ 頚椎の周囲には自律神経が通っており、ストレートネックによって圧迫されることで、頭痛・不眠・めまい・吐き気などの不調を引き起こすことがあります。
2. 腕のしびれ・感覚異常 首の神経が圧迫されると、腕や手のしびれ・感覚障害が起きる場合も。特に長時間のデスクワークの方は要注意です。
3. 呼吸が浅くなる 首が前に出ることで、胸が圧迫され呼吸が浅くなります。これにより、酸素供給が不十分となり、集中力の低下や慢性疲労にもつながります。
4. 腰痛や背中のハリ 頭の重さがうまく支えられないと、背中や腰がその負担をかばうようになります。結果として、腰痛や背中の筋肉のハリを生じさせます。

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■ストレートネックの対策

【対策のアプローチ】

• 頚椎周囲の緊張をゆるめる鍼灸施術
• 背骨全体の動きを改善する手技
• 呼吸への意識
• 自宅でできる簡単なセルフケア（特に背骨・胸郭まわり）

これらを総合的に行うことで、”見た目”の姿勢だけでなく、首の本来のカーブを取り戻しやすくなります。

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■セルフケアで気をつけたいこと

ストレートネック対策として、首のストレッチを頑張っている方も多いかと思いますが、

“間違った自己流ケア”は逆効果になることもあります。

例えば、

• 首だけを後ろにそらすストレッチ
• 痛みを我慢してゴリゴリと押す

こうしたケアはかえって筋肉を硬直させたり、炎症を生む恐れがあります。

正しい方法を知ること、今の体に合ったケアを選ぶことが大切です。

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■まとめ｜ストレートネックは“放っておくと損をする不調”

「ストレートネックってそんなに悪いの？」

その答えは、「はい」です。

なぜなら、

• 毎日の首の使い方が不調を作ってしまう
• 呼吸や神経、さらにはメンタルにも影響を与える
• 改善には首だけでなく、全身の見直しが必要だからです

もし、あなたが今

• 慢性的な肩こり・首こりに悩んでいる
• ストレートネックと言われたけど何をしたらいいかわからない
• 姿勢を直しても良くならない

そんな状態でしたら、一度“全身から見直す視点”を持ってみてください。

LaLa鍼灸サロンでは、あなたの体にとって今何が必要か、 一緒に探し、整えるサポートをしています。

ストレートネックは、改善できます。

そして、体は変わります。

まず、“知る”ことから始めてみませんか？

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～ 私の想い ～