首が原因じゃない首こり、って知ってましたか?
■「首がつらいのに、首に原因がない?」
「首が重い」「肩がこる」「上を向くのがつらい」
こういったお悩みを抱えている方、多いですよね。
でも実は、そのこりや痛み、首自体に原因がないケースがとても多いんです。
首をいくら揉んでも治らない、ストレッチしても楽にならない…
それは、“原因が別の場所”にある首こりだからかもしれません。
今回はそんな「首が原因じゃない首こり」の正体を、わかりやすくご紹介します。
■そもそも「こり」とは何か?
“こり”とは、筋肉や筋膜が緊張し、血流が悪くなった状態。
酸素や栄養が届かず、老廃物がたまって、重だるさや痛みを感じます。
でも、こっている場所=悪い場所とは限りません。
実際には、「別の部位の緊張をかばって首に負担がかかっている」ケースがほとんどです。
■首こりの“本当の原因”になりやすい場所
① 肩甲骨まわり
姿勢が悪くなると、肩甲骨が外側へ開き、首が前に出てしまいます。
→ 首の筋肉が引っぱられ、こりが悪化
② 背中・腰(脊柱ライン)
猫背・反り腰などのゆがみは、首の位置にダイレクトに影響します。
→ 土台が崩れると、首が常に頑張らされる
③ お腹・内臓の疲れ
東洋医学では「首こり=内臓の弱り」と捉えることも。
特に、胃腸・肝臓・腎臓の疲れは背中を硬くし、結果的に首がこります。
④ 足のゆがみ・重心の偏り
ハイヒール・外反母趾・ぺたんこ靴…
足元が不安定だと、全身のバランスを首で調整しようとするため、こりやすくなります。
⑤ 過去のケガの影響
小さい頃や部活動などでケガをしたことがある場合、それが原因で脳が記憶して動きのクセになっていることもあります。
小さな捻挫でも後々影響してくるケースがあるのです。
■首だけを揉んでも良くならない理由
当サロンに来られる方の多くが、
「今まで首ばかりマッサージしてた」
「ストレッチも毎日やってたけど変わらなかった」とおっしゃいます。
でも実際に触ってみると、
✔ 肩甲骨の硬さ
✔ 背中の筋膜の緊張
✔ 足首のねじれ
✔ 呼吸が浅い状態
など、“首以外の原因”がハッキリ見えてきます。
■首に触れずに、首がラクになる?
当サロンでは、評価を基に首にはほとんど触れず、他の部位にアプローチすることもあります。
たとえば👇
- 足裏やふくらはぎを触って、首の可動域が広がる
- お腹や背中を緩めると、首が自然とスッと軽くなる
- ツボを使って、こわばりがゆるむ
「えっ?そんなところでかわるの?」と驚かれることも多いです。
■まとめ:本当の原因を見つけることが“根本改善”
首こりを本気で良くしたいなら、
「こってる場所」ではなく「原因の場所」を探すことが大切です。
体は全部つながっていて、
首のこりは、あなたの体の“がんばりすぎている場所”が教えてくれているサインです。
その声にしっかり耳を傾け、
あなたの体が本来の自然な状態へ戻れるよう、私は丁寧にサポートいたします。