首肩こりが治らないのは“肝”と“腎”の弱りかも?

「温めてもよくならない」
「枕を変えても改善しない」

そんな“治りにくい首肩こり”でお悩みの方、多いと思います。

もしかするとそのこり、東洋医学でいう“肝”と“腎”の弱りが関係しているかもしれません。

今回は、首肩こりと“肝・腎”の深い関係について、わかりやすくご紹介します。


■「肝」と「腎」はどこの臓器のこと?

東洋医学でいう「肝」や「腎」は、西洋医学での“肝臓”や“腎臓”と完全に同じではありません。
もっと広い意味で、身体の機能やエネルギーの流れを司るシステムと考えられています。

【肝(かん)】
→ 気や血の流れ、自律神経、ストレス・感情の調整を担当

【腎(じん)】
→ 生命力の源、ホルモンや代謝、骨・髄・脳・耳などと関係

つまり、「肝」が弱ると気血が滞りやすく、
「腎」が弱ると慢性的な疲労感や冷え、老化のサインが現れるのです。

健康診断などで、数値が悪いという方もいますが、

東洋医学では数値との関係はありません。

しかし、数値に現れたら相当悪い・弱っている状態だと言うことになります。


■首肩こりと「肝」が関係する理由

「肝」は、ストレスの影響を最も受けやすい臓腑(ぞうふ)です。

☑ イライラすることが多い
☑ 緊張しやすく、怒りを溜め込みやすい
☑ PMSや生理不順がある
☑ 目が疲れやすい、視力が落ちた気がする

こうした方は、「肝の機能」が乱れていて、気血がうまく流れず首肩にこりが溜まりやすい状態にあります。


■「腎」が弱ると、体が“回復しにくく”なる

「腎」は、東洋医学で“生命エネルギーの貯金箱”のような存在。

”生命の源”とも言われています。

☑ 慢性的な疲れ
☑ 冷え、足腰のだるさ
☑ 耳鳴り・難聴
☑ 骨・歯が弱くなる
☑ 夜中にトイレが近い

☑よく足をつる

こういった症状がある方は、「腎」が弱っているサインです。

腎が弱ると、回復力や再生力が落ちるため、肩こりも治りにくくなるのです。


■「肝」と「腎」は密接に関係している

東洋医学では「肝腎同源(かんじんどうげん)」といい、
肝と腎はお互いを支え合う関係にあると考えます。

・ストレスで肝が乱れる
↳腎の弱りでエネルギー不足になる
↳全身の巡りが悪くなり、こりや不調が慢性化

という悪循環に陥っている方がとても多いです。


■鍼灸で「肝」「腎」の巡りを整えると、首肩がスッと軽くなる

当サロンでは、ただ首や肩だけでなく、内側の働きを整えるツボにもアプローチします。

✔ 肝の経絡(足やわき腹)への鍼灸
✔ 腎を補う背中や足首のツボ
✔ 自律神経を整える耳や頭の施術

これにより、
〇ストレスの緊張が抜ける
〇体が温まり、こりがスッと和らぐ
〇疲れにくくなり、症状が戻りにくくなる
といった変化を感じられる方が多くいらっしゃいます。


■治らないこりは、「体の内側」から見直すタイミング

あなたの肩こりは、筋肉だけの問題ではありません。

“肝”や“腎”といった体の内側のバランスが乱れていないか…
一度立ち止まって、自分の心身を見つめ直してみませんか?

私は、身体の表面だけでなく、根っこから整えるケアで、
あなたのつらさにじっくり向き合います。

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