1日の水分量の目安
~“2リットル”にとらわれない、自分に合った補給方法~
「1日2リットルの水を飲みましょう」
健康情報としてよく耳にしますが、すべての人に当てはまるわけではありません。
身長・体重・性別・運動量、そして食事内容によって、必要な水分量は大きく変わります。
では、自分に必要な水分が足りているかどうかを、どう判断すればいいのでしょうか。
■“2リットル”が目安と言われる理由
体は1日に約2.5リットルの水分を失うと言われています。
そのうち食事からおよそ1リットル前後が補われるため、飲み水として2リットルという数字がよく使われます。
しかしこれはあくまで平均値。
- 体格が小さい方
- 室内中心で汗をあまりかかない方
- 水分を多く含む食事が多い方
こうした場合は、2リットルにこだわるとむしろ過剰になる可能性もあります。
■水分が足りているかを見極める2つのポイント
私がお伝えしているのは、体からのサインを見ること。
特に以下の2点が重要です。
1. 食事の回数分、お通じが出ているか
理想は 食事の回数と同じくらい。
1日3食なら3回、2食なら2回。
- 便が硬い、回数が少ない → 体内の水分不足のサイン
- 規則正しくスムーズに出ている → 体の水分バランスが良好
腸は水分代謝のバロメーター。便の状態を確認するだけで体の潤い具合がわかります。
2. 尿の色と濁り
尿は体の水分状態を映す“鏡”です。
- 理想の色:淡いレモンイエロー
- 注意の色:濃い黄色~茶色、または白く濁る場合
濃い色は水分不足や塩分過多、濁りは炎症や感染の可能性もあります。
水分をしっかりとっている人の尿は、透明に近い淡い黄色が目安です。
■自分に合った水分量を見つけるステップ
- 食事回数と排便回数を比べる
→ 少ない場合はまず食事や飲み物に水分をプラス。 - 尿の色をチェックする
→ 濃い色や濁りがあれば水分不足の可能性。 - 体重や運動量を考慮する
→ 体が大きい・汗をかきやすい人は多めに。 - 1日を通して少しずつ飲む
→ 一度に大量ではなく、こまめに。
この流れを続けると、自分の体が求める“ちょうどいい量”が自然に分かってきます。
■水分の質も大切
水分補給は水やお茶だけでなく、ミネラルを含む飲み物や食材もポイント。
- 体の電解質バランスを保つナトリウム・カリウム
- 筋肉と神経の働きを支えるマグネシウム・カルシウム
これらのミネラルが不足すると、せっかく水を飲んでも細胞に取り込めず、むくみや脱水につながります。
麦茶や具だくさんの味噌汁、野菜や果物なども立派な水分です。
ミネラルの事を考えるならコーヒーよりお茶、お茶より水、水より天然塩をひとつまみ入れた水がおすすめです。
■まとめ|“2リットル”より大切なこと
水分量は人によって違います。
大切なのは数字ではなく、
- 食事の回数分お通じが出ているか
- 尿が濁っていないか・淡いレモンイエローか
この体のサインを毎日観察することです。
LaLa鍼灸サロンでは、施術だけでなく日常の水分・食生活・呼吸法まで含めて、体を整えるサポートを行っています。
「水分補給=ただ水を飲むこと」と考えず、自分の体を知りながら調整する。
それが健康を守り、首肩こりをはじめ全身の不調を防ぐことにつながります。
~ 私の想い ~

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。
皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。
”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。
・なぜ首肩がつらくなるのか?
・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?
・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?
それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。
自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。
つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。
もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。
LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。