首肩こり+めまいがある人に共通する“体の使い方”とは?
「肩がこると、ふわっとめまいがする」
「天気の悪い日やストレスが重なると、首の重さと一緒にふらつきも感じる」
こうした首肩こりとめまいのセット症状。
実は、筋肉の問題だけでなく「体の使い方のクセ」が根本にあるケースが非常に多く見られます。
今回は、首肩こりとめまいの関係性、そして“どんな姿勢や使い方がそれを招くのか”について、
解剖学と東洋医学の両面からお伝えします。
■ めまいと首肩こりはどうつながっているのか?
めまいといえば「三半規管」や「耳鼻科」などを思い浮かべる方が多いかもしれません。
ですが、実際の施術現場では、首肩の筋緊張・血流障害が直接関与しているケースがよくあります。
特に多いのが、「頭が前に出ている姿勢」、「デスクワーク」の人です
この状態が続くと、
- 頸部の深層筋(とくに後頭下筋群)が緊張し続ける
- 脳へつながる椎骨動脈や静脈の流れが悪くなる
- 首周辺の筋膜が引っ張られ、自律神経が不安定になる
こうして、“首肩こり+めまい”という状態がセットで起こりやすくなるのです。
■共通する「体の使い方の癖」〜それは“前重心”〜
これらの症状がある方に多く共通しているのが、「重心が前にある」ということです。
これはつまり、以下のような体の使い方をしている方です
- スマホを見るときに首が前に出る
- デスクワークで猫背・骨盤が前傾している
- 立っているときは反り腰
- 足指を使わずに歩いてる
前重心のまま長時間過ごすと、頭の重さを首・肩・背中で無理やり支えることになります。
それにより、筋肉と自律神経の両面が疲弊し、めまいや不調が出やすくなるのです。
■東洋医学でみると「肝(かん)」と「腎(じん)」の弱り
東洋医学では、「めまい=肝・腎の不調」と捉えます。
- 肝(かん)…自律神経、ストレスの調整、筋の動きの滑らかさに関与
- 腎(じん)…骨・脳・耳・バランス感覚、生命力に関係する
首肩こりが慢性化している方で、めまい・耳鳴り・不安感などが重なる場合、
これらの臓腑の働きが落ちている可能性もあります。
■自宅でできる簡単なケア方法
【1】30分に1度立ち上がり歩く
【2】立っているときに踵に体重を乗せる
【3】首の後ろを蒸しタオルで温める
これらはシンプルながら、継続すると首や肩、そして頭まわりの負担が大きく減ります。
もっと言ったら、顔のむくみ、たるみも改善できます。
■まとめ:首肩こり+めまいは、身体全体のバランスの乱れ
「肩こりがつらい」だけでは終わらず、
「ふらつく」「ぼーっとする」「頭痛っぽい」などが重なっている場合、
それは単なるこりではなく、体全体の崩れたサインです。
LaLa鍼灸サロンでは、姿勢評価や筋膜の状態、さらには東洋医学的な内臓のバランスまで丁寧に見極め、
あなたの体に必要な“根本改善の施術”を行います。
「なんとなく不調」「薬を飲むほどではないけれどつらい」
そんな時こそ、体の声に耳を傾けてみませんか?
~ 私の想い ~

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。
皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。
”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。
・なぜ首肩がつらくなるのか?
・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?
・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?
それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。
自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。
つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。
もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。
LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。