その肩こり、“姿勢”だけの問題ですか?

「猫背だから肩がこるんです」「姿勢が悪いから仕方ない」 そんな言葉をよく耳にします。

もちろん、姿勢の乱れは首肩こりの原因のひとつです。

しかし、実際には“姿勢”だけが原因ではありません。

今回は、肩こりを引き起こす「本当の原因」について、 東洋医学と現代の身体構造の視点から、丁寧に解説していきます。


■姿勢の乱れは「結果」であることも

猫背、巻き肩、ストレートネック—— これらの姿勢は、確かに肩こりと深く関わっています。

しかし、そもそも“なぜ姿勢が崩れるのか”を考えたことはありますか?

・長時間同じ姿勢で作業している

・緊張して呼吸が浅くなっている

・内臓の疲れが姿勢に現れている

このように、姿勢の乱れは「生活習慣の結果」であることが多いのです。

つまり、姿勢そのものを正すことよりも、 その背景にある「呼吸・内臓・習慣」のバランスを整えることが、 本当の意味での改善に繋がるのです。


■呼吸の浅さが肩に与える負担

ストレスが多く緊張状態が続くと、 呼吸は自然と浅くなります。

呼吸が浅くなると、 本来「横隔膜」で行うべき呼吸を、 肩や首の筋肉(斜角筋や胸鎖乳突筋)が代わりに担うようになります。

1日に2万回以上行う呼吸—— そのたびに首や肩が動員されれば、 当然、筋肉は疲労し、肩こりとして現れてくるのです。

このような“呼吸補助筋の過緊張”は、 姿勢が原因ではなく、「呼吸の質」が原因となります。


■内臓の疲れが引き起こす姿勢の変化

東洋医学では「内臓と筋肉・姿勢の関係」が重視されます。

たとえば、

・胃腸が弱ると、背中を丸める姿勢になりやすくなる 、さらに頭痛を引き起こす

・肝臓の疲れがあると、肩や首に熱感、こりが現れやすくなる、眼精疲労やイライラなど感情を制御できない

・腎の弱り(冷え)があると、背骨を固め緊張を生み出す、耳鳴りが出やすくなる

内臓の不調は目に見えませんが、 無意識に体を“かばう”ような姿勢を取るため、 結果的に肩こりを悪化させる要因となります。

さらに、 便秘や生理不順、食欲不振といった症状を併発している方は、 肩こりとのつながりを内側から考えることが必要です。


■習慣がつくる「戻る体」

せっかく姿勢を整えても、 毎日の習慣が同じであれば、体は元に戻ります。

・スマホを長時間見る姿勢

・脚を組んで座るクセ

・片側だけで荷物を持つ

・睡眠時間が短い

こうした些細な行動の積み重ねが、 筋肉や骨格に影響を与え、肩こりを慢性化させていくのです。

改善のためには、 「整えた体をどうキープするか」までが重要になります。


■LaLa鍼灸サロンでのアプローチ

当サロンでは、単に肩を揉むだけの施術は行いません。

・姿勢評価で根本原因を可視化

・鍼灸で負担を減らし、組織の早期回復を図る

・呼吸や内臓の状態もチェック

・生活習慣やセルフケアのアドバイス

こうしたトータルの視点で、 「姿勢の背景にある原因」にアプローチします。


■最後に

「姿勢が悪いから肩がこる」と決めつけるのは、 大切な“本当の原因”を見落としてしまうかもしれません。

肩こりは、体からのサイン。

姿勢の奥に隠れた「内臓の疲れ」「呼吸の浅さ」「生活習慣の乱れ」を見直すことで、 本当の改善への道が開けていきます。

LaLa鍼灸サロンでは、 あなたの体の声に丁寧に耳を傾けながら、 根本からの改善をサポートしています。

「もう、肩こりを我慢するのはやめたい」 そう思ったときが、第一歩です。

ご相談、お待ちしています。



私の想い ~

たかなか さき

LaLa鍼灸サロンの髙中沙樹です。

皆様の健康に寄り添い、これからの生活をより明るくするためのサポートをしております。

”このままではいけない”そう感じて行動を起こした女性が集まるサロンです。首肩こり専門と謳っていますが、多くの場合、それはきっかけにすぎません。

・なぜ首肩がつらくなるのか?

・なぜたかが首肩こりにそこまで聞かれるのか?

・なぜたかが首肩こりを改善させる必要があるのか?

それは、首肩こりは体からの静かなSOSだからです。

自分を後回しにしてがんばり続けた日々、そのすべてが首や肩に現れているだけ。
だから私は、「本当の原因」と向き合うことを大切にしています。

つらさをごまかすのではなく、“自分を大切にする”という視点から体を見直すことが、生活を変える第一歩です。

もし、あなたも「そろそろ自分の体とちゃんと向き合いたい」
そう思ったなら、私はあなたの力になれます。

LaLa鍼灸サロンで、あなたの人生がもう一度、軽やかに動き出しますように。

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