更年期の不調、タンパク質不足が原因かも?|浦和の鍼灸師が解説

更年期の不調、タンパク質不足が原因かも?|さいたま市の鍼灸師が解説

更年期の不調、
タンパク質不足が原因かも?

「疲れやすい」「肩こりが治らない」「肌のハリがなくなった」——そんなお悩みを更年期だから仕方ないと思っていませんか? 実は、体を作る大切な材料「タンパク質」の不足が不調をさらに強くしている可能性があります。今日からできる食事のヒントをお伝えします。

「朝からだるい」「何をしても疲れが取れない」「鏡を見るたびにハリがなくなったと感じる」——そんな毎日、送っていませんか?

更年期には女性ホルモンの変化が大きく関わっていますが、じつはその変化に対応するための「材料」が足りていないことで、不調がより強く出てしまうことがあります。その材料のひとつが、タンパク質です。


タンパク質って、筋肉だけじゃないんです

「タンパク質=筋肉をつくる栄養」というイメージが強いかもしれませんが、実際にはもっと幅広く体のあらゆる部分の材料になっています。

  • 筋肉・内臓・血管・皮膚・髪・爪
  • 酵素(食べ物を消化したり、体内の反応を助けるもの)
  • ホルモン(体のさまざまな調節役)
  • 免疫細胞(病気から体を守るもの)
  • 神経の働きを助ける物質
つまり——
タンパク質は「筋肉をつくる栄養」だけでなく、「体全体を動かすための基礎材料」です。不足すると、ホルモンバランスや自律神経の調整にも影響が出やすくなります。
💡 さき先生メモ|体のタンパク質は約1か月で半分近くが新しく入れ替わると言われています。つまり毎日の食事が、そのまま「明日の体」になっているということ。「昨日食べたから大丈夫」ではなく、毎食コツコツ補うことが大切なんです。

更年期とタンパク質、どんな関係があるの?

更年期になると、女性ホルモン(エストロゲン)が減少し始めます。このとき、体は新しいホルモンバランスに適応しようとするのですが、その適応を助ける材料のひとつがタンパク質なのです。

たとえば——

  • 気分を安定させる「セロトニン」などの神経伝達物質はタンパク質(アミノ酸)から作られる
  • 肌や髪のハリを保つ「コラーゲン」もタンパク質が原料
  • 骨の土台にもコラーゲンが使われており、骨の健康にも関わる
  • 免疫細胞の材料にもなるため、回復力にも影響する

タンパク質が不足した状態が続くと、以下のような不調が出やすくなることがあります。

タンパク質不足で起こりやすい不調
疲れやすい・やる気が出ない・イライラしやすい・眠れない・肌のハリが落ちる・肩こりや首こりが改善しにくい
💡 さき先生メモ|「更年期だから仕方ない」とあきらめてしまっている方も多いですが、食事から体の材料を補うことで、体の変化への対応力を高めることができます。症状の根本を見直すことが、私がいつも大切にしていることです。

実は思ったより足りていないことが多い

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、18歳以上の女性が1日に必要なタンパク質の目安は約50gです。1食あたりに換算すると、約16〜20gが目安となります。

では、主なタンパク質食材にはどのくらい含まれているのでしょうか?

食材量の目安タンパク質量
1個(約50g)約 6g
木綿豆腐1/3丁(約100g)約 7g
鮭の切り身1切れ(約80g)約14g
鶏むね肉1/2枚(約100g)約19g
納豆1パック(約40g)約 7g
ヨーグルト(無糖)小パック1個(約100g)約 4g

たとえば、朝にパンとコーヒーだけ、昼にうどんやパスタだけ、夜も少しのおかずだけ……という食事パターンだと、1日50gにはなかなか届きません。

⚠️ ちなみに1食で20gを摂るには、鶏むね肉なら100g程度、または卵+納豆などを組み合わせる必要があります。「なんとなく食べている」だけでは、案外足りていないことが多いのです。
💡 さき先生メモ|当サロンで長年の肩こりや首こりに悩む更年期世代のお客様の食事を伺うと、タンパク質が不足しているケースが少なくありません。体をいくら整えても、材料が足りなければ回復力は上がりません。

まず「毎食、何か1品」から始めよう

難しく考える必要はありません。特別な食事に変える必要もありません。まずは毎食の食卓に、次のうちどれか1つを意識して加えることから始めてみてください。

  • ……目玉焼き、ゆで卵、スクランブルエッグ。手軽さ抜群
  • ……焼き魚、手軽に缶詰(サバ缶・ツナ缶)からでも◎青魚なら美容にも最適!
  • ……鶏むね肉やささみは脂質も控えめでおすすめ
  • 大豆製品……豆腐、納豆、豆乳など、植物性タンパク質の代表格

更年期は体が大きく変化する時期です。だからこそ、体の材料を毎日しっかり補給することが、不調を乗り越える力につながります。

「自分の食事、どこから見直せばいいかわからない……」
体の状態を確認しながら、一緒に考えませんか?

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まとめ

📌 この記事のポイント
  1. タンパク質は筋肉だけでなく、ホルモン・神経・肌・骨など体全体の材料になる
  2. 更年期の不調(疲れ・イライラ・肌荒れ・肩こりなど)にはタンパク質不足が関わっていることがある
  3. 成人女性の1日の目安は約50g。意識しないと不足しやすい量
  4. まずは「毎食、卵・魚・肉・大豆製品のどれか1品」を取り入れることから始めよう

体は毎日作り替えられています。施術で体を整えながら、食事から材料を補うこと——この両方があってこそ、回復力は高まります。「年齢だから」とあきらめる前に、まず今日の食事を少し変えてみてください。



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髙中沙樹

髙中 沙樹(LaLa鍼灸サロン代表)

鍼灸と出会ったのは高校生のころ。ソフトボールで肩を痛め、いくつかの施術を試す中で、鍼灸だけが「その場で体が変わる」感覚を与えてくれました。その驚きが、鍼灸師を志すきっかけになりました。

現場に立つようになって気づいたのは、「その場で楽になっても、また戻ってしまう人が多い」という現実。体の不調は「結果」であり、根本にある原因こそ整えるべきだと確信しました。

そんな中で、私自身もさまざまな経験をしてきました。仕事、結婚、出産、育児——。女性は体も人生もいろんな変化がありますね。1人目を出産した時は「こんなに大変なの?」と、自分の体や生活の変化に衝撃を受けました。女性だから、妻だから、母親だから——私もたくさん我慢して、悩んで、涙した時期があります。

同じ女性同士だからこそ理解し合えることがあり「もっと一人ひとりに向き合える場をつくりたい」という思いが強くなり、3人目の妊娠をきっかけに独立を決意。2024年12月、LaLa鍼灸サロンをオープンしました。

姿勢・体の使い方・栄養。内側の状態まで含めた「巡り」から整えるアプローチで、「自分の体を理解し、自分で整えられる状態になること」を一緒に目指します。

鍼灸師歴13年 3児の母 メンタル心理カウンセラー メディカルピラティスインストラクター

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