「みんなと同じ体操」では変わらない|さいたま市の鍼灸師が解説

「みんなと同じ体操」では
変わらない理由
「この体操がいいらしいですよ」「テレビでやっていたんですけど」——来院される患者さんから、こういったお話をよく聞きます。
情報があふれる時代、体のケアに関する方法はたくさんありますよね。でも正直にお伝えすると、同じ体操で良くなる人もいれば、まったく変わらない人、むしろつらくなってしまう人もいます。
なぜこんなに差が出るのでしょうか?
「良い体操」より大切なこと
多くの方が「良い体操をすれば良くなる」と思っています。でも実は、大切なのはそこではありません。
これがすべてです。
たとえば「肩こり」ひとつとっても、その原因は人によってさまざまです。
- 背中が丸まりやすい(いわゆる猫背)タイプ
- 腰が反りすぎているタイプ
- 呼吸が浅くなっているタイプ
- 足元の重心バランスが崩れているタイプ
これだけ原因が違うのに、全員が同じ体操をしていたとしたらどうなるでしょう?
「やっているのに変わらない」人に共通すること
サロンに来られる方の中に、こんな方がたくさんいます。
詳しくお話を聞いてみると、
- 本来ほぐすべき場所とは別のところをほぐしていた
- 使えていない筋肉が、まったく動いていなかった
- そもそも不調の原因の場所に届いていなかった
こういったケースがほとんどです。
体は全部「つながって」います
たとえば「首のこり」。首だけの問題だと思っていませんか?
実は、首のこりには次のようなところが関係していることがあります。
- 足元の重心バランス
- 骨盤の傾き
- 胸まわりの動きの硬さ
- 呼吸の浅さ
だから、首の体操だけやっても変わらない——ということが起きます。体はすべてつながっているので、一か所だけを見ていても、根本の解決にならないことがあるのです。
「何をするか」より「どこに向けるか」
体を変えようとすると、ついこうなりがちです。
- ストレッチをもっと増やそう
- 体操の種類を増やそう
- 良いと言われているものを全部やろう
でも実際は、やることを絞ったほうが体は変わります。なぜかというと、「的確だから」です。
情報が多い時代だからこそ
SNSやテレビには毎日のように「体に良い情報」が流れてきます。でもそれは、誰かにとって効果があった方法であって、あなたの体に合っているかどうかはわかりません。
あなたの体は、あなただけのものです。だからこそ必要なのは「あなたに合った整え方」なのです。
まとめ
- 「良い体操」より「自分の体に合っているかどうか」が大切
- やっているのに変わらないのは、努力不足ではなく「方向が違うだけ」
- 体はすべてつながっているので、一か所だけ見ても変わらないことがある
- やることを増やすより「的確に整える」ほうが体は変わる
もし今、いろいろ試しているのになかなか変わらない…と感じているなら、それは頑張りが足りないのではありません。方向を変えるだけで、体の変化は一気に進みます。
今やっているケアが「本当に自分の体に合っているのか」を一度確認してみることが、変化への第一歩になりますよ。

