更年期の不調、タンパク質不足が原因かも?|浦和の鍼灸師が解説

更年期の不調、
タンパク質不足が原因かも?
「朝からだるい」「何をしても疲れが取れない」「鏡を見るたびにハリがなくなったと感じる」——そんな毎日、送っていませんか?
更年期には女性ホルモンの変化が大きく関わっていますが、じつはその変化に対応するための「材料」が足りていないことで、不調がより強く出てしまうことがあります。その材料のひとつが、タンパク質です。
タンパク質って、筋肉だけじゃないんです
「タンパク質=筋肉をつくる栄養」というイメージが強いかもしれませんが、実際にはもっと幅広く体のあらゆる部分の材料になっています。
- 筋肉・内臓・血管・皮膚・髪・爪
- 酵素(食べ物を消化したり、体内の反応を助けるもの)
- ホルモン(体のさまざまな調節役)
- 免疫細胞(病気から体を守るもの)
- 神経の働きを助ける物質
タンパク質は「筋肉をつくる栄養」だけでなく、「体全体を動かすための基礎材料」です。不足すると、ホルモンバランスや自律神経の調整にも影響が出やすくなります。
更年期とタンパク質、どんな関係があるの?
更年期になると、女性ホルモン(エストロゲン)が減少し始めます。このとき、体は新しいホルモンバランスに適応しようとするのですが、その適応を助ける材料のひとつがタンパク質なのです。
たとえば——
- 気分を安定させる「セロトニン」などの神経伝達物質はタンパク質(アミノ酸)から作られる
- 肌や髪のハリを保つ「コラーゲン」もタンパク質が原料
- 骨の土台にもコラーゲンが使われており、骨の健康にも関わる
- 免疫細胞の材料にもなるため、回復力にも影響する
タンパク質が不足した状態が続くと、以下のような不調が出やすくなることがあります。
疲れやすい・やる気が出ない・イライラしやすい・眠れない・肌のハリが落ちる・肩こりや首こりが改善しにくい
実は思ったより足りていないことが多い
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、18歳以上の女性が1日に必要なタンパク質の目安は約50gです。1食あたりに換算すると、約16〜20gが目安となります。
では、主なタンパク質食材にはどのくらい含まれているのでしょうか?
| 食材 | 量の目安 | タンパク質量 |
|---|---|---|
| 卵 | 1個(約50g) | 約 6g |
| 木綿豆腐 | 1/3丁(約100g) | 約 7g |
| 鮭の切り身 | 1切れ(約80g) | 約14g |
| 鶏むね肉 | 1/2枚(約100g) | 約19g |
| 納豆 | 1パック(約40g) | 約 7g |
| ヨーグルト(無糖) | 小パック1個(約100g) | 約 4g |
たとえば、朝にパンとコーヒーだけ、昼にうどんやパスタだけ、夜も少しのおかずだけ……という食事パターンだと、1日50gにはなかなか届きません。
まず「毎食、何か1品」から始めよう
難しく考える必要はありません。特別な食事に変える必要もありません。まずは毎食の食卓に、次のうちどれか1つを意識して加えることから始めてみてください。
- 卵……目玉焼き、ゆで卵、スクランブルエッグ。手軽さ抜群
- 魚……焼き魚、手軽に缶詰(サバ缶・ツナ缶)からでも◎青魚なら美容にも最適!
- 肉……鶏むね肉やささみは脂質も控えめでおすすめ
- 大豆製品……豆腐、納豆、豆乳など、植物性タンパク質の代表格
更年期は体が大きく変化する時期です。だからこそ、体の材料を毎日しっかり補給することが、不調を乗り越える力につながります。
まとめ
- タンパク質は筋肉だけでなく、ホルモン・神経・肌・骨など体全体の材料になる
- 更年期の不調(疲れ・イライラ・肌荒れ・肩こりなど)にはタンパク質不足が関わっていることがある
- 成人女性の1日の目安は約50g。意識しないと不足しやすい量
- まずは「毎食、卵・魚・肉・大豆製品のどれか1品」を取り入れることから始めよう
体は毎日作り替えられています。施術で体を整えながら、食事から材料を補うこと——この両方があってこそ、回復力は高まります。「年齢だから」とあきらめる前に、まず今日の食事を少し変えてみてください。


