動かすと痛いから、動かさない。四十肩・五十肩は逆効果かもしれません

動かすと痛いから、動かさない。
四十肩・五十肩は逆効果かもしれません|さいたま市の鍼灸師コラム
四十肩・五十肩、痛いからと動かさずにいると、かえって長引かせてしまうことがあります。
「肩を動かすと痛いから、なるべく動かさないようにしている」——そう考えるのは自然なことです。
でも実は、その”動かさない”が、回復を遠ざけてしまう時期があります。今日はそのことについてお話しします。
まず結論からお伝えすると
四十肩・五十肩は「急性期→拘縮期→回復期」という経過をたどります。痛みが強い急性期は無理に動かさないことが大切ですが、その後の拘縮期に動かせないままでいると、可動域の制限が長期間残ってしまうことがあるといわれています。
四十肩・五十肩は「急性期→拘縮期→回復期」という経過をたどります。痛みが強い急性期は無理に動かさないことが大切ですが、その後の拘縮期に動かせないままでいると、可動域の制限が長期間残ってしまうことがあるといわれています。
痛いから動かさない、はいつも正解?
四十肩・五十肩は、大きく分けて「急性期(炎症期)」「拘縮期」「回復期」という経過をたどるといわれています。急性期は強い痛みと夜間痛が中心で、この時期に無理に動かすとかえって炎症が悪化しやすくなります。ここでは「動かさない」が正解です。
ポイント
ところが痛みが落ち着いてくる拘縮期に入ると、話は変わってきます。この時期に適度に動かしておくかどうかが、その後の回復スピードを大きく左右するといわれているのです。
ところが痛みが落ち着いてくる拘縮期に入ると、話は変わってきます。この時期に適度に動かしておくかどうかが、その後の回復スピードを大きく左右するといわれているのです。
💡 さき先生メモ:「痛くなくなったから、もう平気」と自己判断せず、今どの時期にいるかを一緒に確認することを大切にしています。
「そのうち治る」と思っていたら、実は長引かせていた?
「そのうち治るだろう」と痛みのある期間をやり過ごしていると、拘縮期に必要な動きを確保できず、可動域の制限がそのまま残ってしまうことがあります。炎症の時期が長く重かった方ほど、その後の拘縮も重度になりやすいともいわれ、「気づけば何年も肩が上がらないまま」というケースも珍しくありません。時期を知らずに過ごすことが、長引かせる一番の原因になり得るのです。
不調の背景にある原因
四十肩・五十肩の背景には、次のような要因が複合的に関わっています。
- 加齢による関節周囲組織の柔軟性低下
- 血流不足・冷え
- 更年期以降のホルモン変化
- 姿勢不良・運動不足
💡 さき先生メモ:血糖値が高めの方は発症しやすいというデータもあり、生活習慣全体を伺うようにしています。
今日からできること
今日からできる、負担の少ないセルフケアはこちらです。
- 痛みの強さや動かせる範囲を日々メモしておく
- 夜間痛がある時は、痛む方を上にして横向きで眠る
- 今が急性期か拘縮期か、自己判断せず専門家に確認する
よくある質問
Q痛い時期はどのくらい動かさない方がいいですか?
A強い痛みが続く急性期は無理に動かさないことが大切ですが、その後の時期に適度に動かせるかどうかで、その後の回復に差が出るといわれています。
Q「そのうち治る」と放置するとどうなりますか?
A痛みが落ち着いた後の時期に動かせないままでいると、可動域の制限が長期間残ってしまうことがあるといわれています。
Q早めにケアを始めれば、その分早く良くなりますか?
A必ず早く治るとお約束はできませんが、時期に合ったケアを早い段階から続けている方の方が、後々の動きの制限が少ない傾向はあるといわれています。
Q四十肩・五十肩の詳しい経過は、どこで確認できますか?
A症状別ページにて、時期ごとの経過や詳しい解説をご覧いただけます。ご自身の状態と照らし合わせてみてください。
Q自分が今どの時期にいるかわからない場合はどうすればいいですか?
ALINEから無料でご相談いただけます。痛みの経過や動かし方を伺いながら、一緒に整理していきます。
まとめ
📌 この記事のポイント
- 四十肩・五十肩は急性期→拘縮期→回復期という経過をたどる
- 急性期は動かさない、拘縮期は適度に動かす、という時期に応じた対応が大切
- 「そのうち治る」と自己判断せず、今の時期を確認することが長引かせない鍵
動かす・動かさないの判断に迷ったら、一人で抱え込まず相談してみませんか。


