その不調、「年のせい」と決めつけていませんか?|さいたま市南区の鍼灸サロン

その不調、「年のせい」と決めつけていませんか?
不調の背景にある考え方・今日からできること・相談を考える目安を分かりやすくお伝えします。
「もう年だから仕方ない」——疲れが取れない日や、首肩のこりが続く日に、そう自分に言い聞かせていませんか。健康診断では特に指摘されていないし、病院に行くほどでもない。だから年齢のせいで片づけてしまう方は多いんです。
この記事では、そうした不調の背景にある考え方と、今日から見直せることを整理していきます。
その不調、本当に「年のせい」ですか?
加齢による変化はありますが、それだけで今の不調のすべてを説明できるとは限りません。
「年のせい」とは、体の変化の原因を加齢という一言でまとめてしまう考え方のことです。健康診断は病気やそのリスクを早期に見つけるための検査で、日々の細かい体調の波までを映し出す仕組みにはなっていません。そのため、検査で異常がなくても「最近疲れやすい」「眠りが浅い」といった感覚が残ることがあります。
「健診では何も言われていないのに、なんとなく調子が悪い」というご相談は、実際の施術の中でもよくお聞きします。お話を伺っていくと、食事のタイミングや睡眠の質、日々の緊張状態など、検査項目には出てこない部分に変化が起きていることが多いです。
何が不調に関係しているのですか?
鉄・血糖・睡眠の質・自律神経・女性ホルモンなど、いくつかの要因が重なっていることが多いです。
体は栄養状態・血糖・自律神経・睡眠・女性ホルモンなどがそれぞれ影響し合いながら働いています。原因を一つに決めつけず、思い当たるものがないか確認してみてください。
- 鉄不足:体内に貯蔵されている鉄が減っている状態です。健康診断で調べるヘモグロビンが正常でも、貯蔵鉄だけが不足しているケースがあり、通常の健診では見つかりにくいと言われています。疲れやすさ・息切れ・冷え・集中しにくさにつながることがあります。月経のある女性は特に意識しておきたいところです。鉄不足について詳しくはこちらの記事(貧血)で解説しています。
- 血糖値の変動:食事のたびに上下する血糖の波の大きさのことです。健診の血糖値が正常でも、1日の中でどう変動しているかまでは分かりません。朝食を抜く、空腹の時間が長くなる、甘いものだけで食事を済ませるといった食生活が続くと、食後の強い眠気やだるさ、空腹時のイライラにつながることがあります。
- 睡眠の質:眠っている時間の長さではなく、その間にどれだけ体が回復できているかを指します。夜中に何度も目が覚める、朝スッキリ起きられないといった状態が続く場合、時間だけでなく生活リズムや自律神経の状態も一緒に見ていく必要があります。詳しくはこちらの記事(不眠)もどうぞ。
- 自律神経:呼吸や血流、消化など、意識しなくても体を動かし続けている神経のことです。仕事・家事・育児などで「頑張る時間」が長くなると、体はずっと緊張したままになり、首肩こり・頭痛・眠りの浅さ・胃腸の不調など、さまざまな形で現れることがあります。詳しくはこちらの記事(腸と脳のつながり)で触れています。
- 女性ホルモンの変化:40代以降、卵巣の働きが少しずつ緩やかになっていく過程で起こる体内バランスの変化のことです。自律神経にも影響が及ぶことがあると言われています。詳しくはこちらの記事(更年期)もぜひ。
それぞれが独立して起きているのではなく、影響し合っていることが多いため、一つだけを見直しても変化を感じにくいことがあります。
今日からできることは?
まずは、無理なく続けられそうなことから試してみてください。
- 鉄を意識した食事を1日1回:赤身の魚(カツオなど)や卵、小松菜・ほうれん草などを、ビタミンCを含む食材と一緒に摂ると吸収を助けます。
- 甘いものやパンだけで済ませない:まずは具沢山のお味噌汁など、汁物から食事を始めてみてください。
- 就寝前にスマホから離れる時間をつくる:15分程度でも、体の緊張をゆるめる時間として試してみてください。
症状が強い場合、長く続く場合、急に悪化した場合は、自己判断で様子を見ず、まず医療機関でご確認ください。
※お薬を使用中・通院中の方は、自己判断で中止・変更せず、主治医へご相談ください。
LaLa鍼灸サロンへの相談が合うのはどんな方?
ご相談いただきやすい方
- 健診では異常なしだが、不調が続いている方
- 首肩こり・眠りの浅さ・冷えなどが慢性的な方
- 生活習慣から見直したい方
先に医療機関をおすすめする方
- 症状が強い、または急に悪化した方
- 症状が長期間続いている方
- 持病があり通院中の方
LaLa鍼灸サロンでは、首肩こりなど気になる症状だけでなく、姿勢や体の使い方、睡眠、食事、生活習慣も含めてお体の状態を確認していきます。
よくある質問
健康診断で異常なしでも、不調を感じるのは普通ですか?
珍しいことではありません。健康診断は病気やそのリスクを見つけるための検査で、日々の体調の細かな変化まですべてを反映しているわけではないためです。
隠れ貧血は本当にあるのですか?
あります。血液検査のヘモグロビンが正常でも、体内の貯蔵鉄だけが不足している状態のことで、一般的な健康診断の項目には含まれないことが多いと言われています。
血糖値の変動は健康診断で分かりますか?
分かりにくいとされています。健診で測る血糖値は主に空腹時の数値のため、食後の変動の大きさまでは把握できないことが多いです。
睡眠時間が足りていれば、疲れは取れますか?
時間だけでは判断できません。同じ睡眠時間でも、途中で目が覚めたり眠りが浅かったりすると、体が十分に回復できないことがあります。
「なんとなく不調」は年齢のせいですか?
それだけと決めつけないことが大切です。鉄・血糖・睡眠・自律神経・女性ホルモンなど複数の要因が重なっていることが多く、生活習慣の見直しで整えられる部分もあります。
まとめ
- 健康診断の「異常なし」は、体が絶好調という意味ではない
- 鉄・血糖・睡眠・自律神経・女性ホルモンなど、複数の要因が重なって不調として現れることがある
- 「年のせい」と片づける前に、今の自分の体を知ることが変化への第一歩になる
健康診断で「異常なし」だった今だからこそ、一度立ち止まって、自分の体と向き合ってみてくださいね。


