「貧血ではない」と言われたのに続くその不調|さいたま市の鍼灸師コラム

「貧血ではない」と言われたのに
続くその不調|さいたま市の鍼灸師コラム
血液検査で「貧血ではない」と言われても、疲れやすさが続くことがあります。
「血液検査を受けたけど、貧血ではないと言われた」——それなのに、なぜかずっと疲れやすい、めまいがする。そんな経験はありませんか?
実はその検査結果だけでは見えていない部分があるかもしれません。今日はそのことについてお話しします。
まず結論からお伝えすると
一般的な血液検査ではヘモグロビン値のみを見ることが多く、体に蓄えられている鉄(フェリチン)までは調べないことがほとんどです。ヘモグロビンが正常でもフェリチンが少ない「隠れ貧血」の場合、数値には出なくても不調として現れることがあります。
一般的な血液検査ではヘモグロビン値のみを見ることが多く、体に蓄えられている鉄(フェリチン)までは調べないことがほとんどです。ヘモグロビンが正常でもフェリチンが少ない「隠れ貧血」の場合、数値には出なくても不調として現れることがあります。
「貧血ではない」で終わっていいの?
鉄は体内で貯蔵鉄(フェリチン)として蓄えられ、まずここから減っていき、それでも不足が続くとようやくヘモグロビンが下がって「貧血」と診断されます。つまり、貯蔵鉄がかなり減っていても、ヘモグロビンの数値だけを見れば「貧血ではない」という結果になることがあるのです。
ポイント
「異常なし」という結果は、あくまで見た検査項目の中での話です。フェリチンまで調べていない場合、隠れ貧血の可能性は結果からは分かりません。
「異常なし」という結果は、あくまで見た検査項目の中での話です。フェリチンまで調べていない場合、隠れ貧血の可能性は結果からは分かりません。
💡 さき先生メモ:「貧血ではないと言われたのに、しんどい」というお話を伺うたびに、まず食事の内容から確認するようにしています。
疲れやすさ、集中力低下…その理由は鉄不足かもしれない
鉄は赤血球の材料になるだけでなく、細胞のエネルギー代謝や神経伝達物質の合成にも関わっているといわれています。そのため、正式な貧血の診断がつく前の段階でも、疲れやすさ・集中力の低下・気分の落ち込みといった形で、鉄不足のサインが現れることがあります。月経のある女性は、この鉄不足の傾向を抱えやすい立場にあります。
不調の背景にある原因
貧血・隠れ貧血の背景には、次のような要因が複合的に関わっています。
- 月経による鉄の慢性的な消耗
- 過度なダイエット・偏った食事
- 胃腸機能の低下による吸収不足
- 妊娠・授乳による鉄需要の増加
💡 さき先生メモ:鉄分だけでなく、吸収を助けるタンパク質やビタミンCも一緒にお伝えするようにしています。
今日からできること
今日からできる、負担の少ないセルフケアはこちらです。
- 外食、偏食に気を付けて、鉄を多く含む食材を意識して選ぶ
- 食事中や食後すぐの緑茶・紅茶を控えめにする(鉄の吸収を妨げやすいため)
- 気になる場合は、フェリチン値まで調べられる血液検査を検討する
よくある質問
Q血液検査で貧血ではないのに、貧血のような症状が出るのはなぜですか?
A一般的な健康診断ではヘモグロビン値のみを確認することが多く、体に貯蔵されている鉄(フェリチン)までは調べないことが多いためです。数値上は正常でも、貯蔵鉄が少ない状態で不調を感じている方は少なくありません。
Q隠れ貧血はどれくらいの女性に当てはまりますか?
A月経のある20〜40代女性の約65%が貧血または隠れ貧血にあるという厚生労働省の調査があります。決して珍しいことではありません。
Q鉄剤やサプリを飲めば改善しますか?
A鉄剤やサプリで数値が改善するケースもありますが、食事全体を見直さないままでは根本的な改善が難しいとされています。何が不足していて何が足りているかを、食事全体から把握することが大切です。
Q貧血・隠れ貧血の詳しい原因は、どこで確認できますか?
A症状別ページにて、原因の詳しい解説をご覧いただけます。ご自身の状態と照らし合わせてみてください。
Q隠れ貧血かどうか、自分で確認する方法はありますか?
ALINEから無料でご相談いただけます。普段の食事内容や症状の出方を伺いながら、一緒に整理していきます。
まとめ
📌 この記事のポイント
- 「貧血ではない」という結果は、フェリチンまで見た結果とは限らない
- 疲れやすさや集中力低下は、正式な貧血の前段階でも現れることがある
- 食事全体の見直しと、必要に応じたフェリチン値の検査が手がかりになる
「貧血ではない」で片付けず、体の状態を一緒に整理していきませんか。


