夏の頭皮べたつき・抜け毛、原因は血流かも?|さいたま市の鍼灸師が解説

夏の頭皮べたつき・抜け毛、
原因は血流かも?|さいたま市の鍼灸師が解説
「シャンプーを変えてみたけど、あんまり変わらないんだよね」「美容院で相談したら、加齢だから仕方ないですねって言われて…」。そんな声を、40代以降の患者さんからよく伺います。
顔や脚のむくみは鏡や靴のきつさで気づけますが、頭皮の状態は自分では見えにくい場所。だからこそ、べたつきや抜け毛といったサインから、頭皮の中で何が起きているのかを逆算して考えていく必要があります。この記事では、夏の頭皮トラブルの原因を、鍼灸師の視点から整理していきます。
夏の抜け毛や頭皮のべたつきは、紫外線・汗・皮脂による頭皮環境の悪化に加えて、頭皮の血流が滞っていることが背景にある場合があります。シャンプーや育毛剤を変えても変化を感じにくいのは、表面的なケアだけでは血流という土台の部分に届いていないからかもしれません。特に40代以降は女性ホルモンの変化も重なり、髪の質そのものが変わってくる時期でもあります。
夏に頭皮がべたつく・抜け毛が増えるのはなぜ?
頭皮のべたつきとは、皮脂と汗、そして頭皮上の常在菌が混ざり合うことで起こる状態のことです。頭皮は手のひらや足の裏に次いで汗腺が多い部位で、夏は特に汗をかきやすいため、べたつきやニオイが気になりやすくなります。
さらに夏は紫外線の影響も見逃せません。強い紫外線は頭皮の弾力を保つ成分にダメージを与え、頭皮を硬くして血行を悪くする方向に働くことがあります。この夏のダメージは、実はすぐには表れず、2〜3か月ほど遅れて秋の抜け毛として現れることもあると言われています。「今年の夏は大丈夫そうだから」と油断せず、今のうちからケアを意識しておくことが大切です。
夏の頭皮トラブルは「今すぐの症状」だけでなく、「数か月後に出てくる症状」でもあります。
頭皮の血流が悪いと抜け毛につながるって本当?
血流とは、髪の毛に栄養や酸素を届ける血液の流れのことです。頭皮の血流が滞ると、毛根まで十分な栄養が届きにくくなり、髪が細く弱くなったり、成長そのものが妨げられたりすることがあります。
冷房と外気温の差が激しい夏は、自律神経が乱れやすく、それにともなって全身の血流も変化しやすい時期です。全身の冷えと血流の関係については、こちらの記事でも詳しく触れています。頭皮も体の一部である以上、同じ巡りの影響を受けていると考えると分かりやすいかもしれません。シャンプーや育毛剤を変えても変化を感じにくいのは、こうした「土台となる血流」の部分にまでアプローチできていないからかもしれません。
更年期世代の抜け毛は、加齢だから仕方ないの?
更年期とは、閉経をはさんだ前後10年ほどの、女性ホルモンが大きく変動する時期のことです。この時期は女性ホルモンの減少にともなって、髪の成長サイクルが乱れやすくなったり、頭皮の新陳代謝が落ちやすくなったりすると言われています。
- 抜け毛の「量」だけでなく、髪の「コシ」がなくなってきた
- 分け目が以前より目立つようになった
- 汗の出方や頭皮の状態が、これまでと違う気がする
こうした変化は、単なる老化現象として片付けられがちですが、血流や自律神経の状態を整えることで、印象が変わってくることもあります。「加齢だから仕方ない」と諦める前に、まずは自分の頭皮で何が起きているのかを知ることが第一歩です。なお、産後に起こる一時的な抜け毛は、妊娠中に増えた女性ホルモンが出産後に急激に減ることで起こるもので、更年期とは背景が異なります。ご自身の状況と照らし合わせて考えてみてください。
今日からできること
頭皮のケアは、洗い方や育毛剤といった表面的なアプローチだけでなく、巡りを整える視点も一緒に持つと変化を感じやすくなります。
- 頭皮を洗うときは爪を立てず、指の腹で優しくマッサージするように洗う
- 洗髪後は頭皮の生え際までしっかり乾かす(生乾きは雑菌が繁殖しやすく、べたつきやニオイの原因になりやすい)
- 帽子や日傘で、顔や腕だけでなく頭皮そのものも紫外線から守る
よくある質問
まとめ
- 夏の頭皮トラブルは、紫外線・汗・皮脂による環境悪化と、頭皮の血流の滞りが背景にある
- シャンプーや育毛剤だけでは、血流という土台にまで届かないことがある
- 更年期世代の抜け毛は「加齢だから仕方ない」で終わらせず、巡りを整える視点を持つことが大切
表面的なケアを一通り試しても変わらないと感じるなら、一度、頭皮の巡りそのものに目を向けてみませんか。

