寝ている間に足がつるのはなぜ?|さいたま市の鍼灸師が解説

寝ている間に足がつるのはなぜ?|さいたま市の鍼灸師が解説
水分やマグネシウムだけで片づけず、神経・筋肉・体の状態から整理します。
寝ている間に、なぜ足がつるの?
筋肉への「縮め」という指令が過剰になり、ふくらはぎが強く縮んだまま戻らなくなるからです。
足がつる状態は、こむら返りとも呼ばれます。夜に起こりやすいのは、寝ている間は足先が下を向き、ふくらはぎが縮んだ状態になりやすいためです。縮んだ筋肉は、ちょっとした刺激でも強く収縮しやすくなります。
足がつる主な5つの要因
原因は一つではなく、いくつかの要因が重なって起こります。
| 要因 | どう関係するか |
|---|---|
| ① 神経の働き | 筋肉への指令が過剰になり、強い収縮が起こる |
| ② 筋肉の疲労 | 歩きすぎや運動不足が、筋肉や神経の働きに影響する |
| ③ 寝ている姿勢 | つま先が下を向き、ふくらはぎが縮んだ状態になる |
| ④ 水分・ミネラル | 脱水や電解質の乱れが関係する場合もあるが、必ずしも主な原因ではない |
| ⑤ 薬や体の状態 | 一部の薬、妊娠、神経や血管などの病気が関係する場合もある |
栄養学の視点では、どう考える?
筋肉が縮んで、きちんと緩むためには、エネルギーとミネラルが必要です。
筋肉は、ATPというエネルギーを使って縮み、そして緩みます。そのとき、カルシウムとマグネシウムなどのミネラルが、筋肉の「縮める・緩める」の切り替えを支えています。
ただし、マグネシウムを補っても、足がつる回数が変わらない方も少なくありません。だからLaLaでは、特定の栄養素だけを勧めたりせず、食事の内容や時間、睡眠、体の使い方も合わせてみます。
鍼灸師として、どこを見ているの?
ふくらはぎだけをみずに、足がつる背景にある体の使い方まで確認します。
鍼灸師として13年、整体と鍼灸で体をみてきた中で、足がつる方には共通する傾向があります。
- 反り腰・前傾姿勢で体の背面が常に緊張状態
- ぎっくり腰・慢性腰痛持ち
- 足首の動きが悪い
- イライラしている、怒りっぽい
姿勢・生活習慣・体の動き・内面の状態、そうしたところまで診てから、鍼灸と整体のWアプローチでふくらはぎに負担が集まりにくい体の状態を目指します。
今日からできる、足がつる夜の対策
つったときの対処と、つりにくくする習慣を分けて覚えておくと安心です。
つったとき
つま先を、自分の方へゆっくり引き寄せます。ふくらはぎが伸びるのを感じながら、痛みが落ち着くまで続けます。強く急に引っ張らないようにしましょう。
つりにくくする習慣
・寝る前にコップ一杯の水に天然塩を一つまみ入れて飲む
・寝る前にふくらはぎとアキレス腱をストレッチ
・湯船で体をしっかり温める
よくある質問
足がつるのは、マグネシウム不足ですか?
不足している場合もありますが、そうとは限りません。 水分やミネラルの乱れが関係することはあっても、必ずしも主な原因ではないとされています。サプリメントを足す前に、食事や睡眠、体の使い方を見直すことをおすすめします。
寝る前に水を飲めば防げますか?
水分だけで防げるとは限りません。 寝る前はコップ一杯の水に天然塩を一つまみ入れて飲む方法をお伝えしていますが、日中を通して少しずつ水分を摂ることも大切です。夜間にトイレで目が覚めてしまう方は、飲む量とタイミングを一緒に考えます。塩分を控えるよう言われている方は、主治医にご相談ください。
足がつる方に、鍼灸の施術は受けられますか?
はい、ご相談いただけます。 ふくらはぎだけでなく、姿勢・生活習慣・体の動き・内面の状態まで診てから、鍼灸と整体で施術の内容を決めます。
どのくらい通えばいいですか?
状態によって異なります。 初回で、目安をお伝えします。
食事はどう見直せばいいですか?
まずは、小さく始めるのがおすすめです。 朝食がパン派の方は米粉パンに変えてみる、具だくさんのお味噌汁を1日1回にする、魚を3日に1回取り入れるなど、続けられる形から始めます。サプリメントは補助で、基本は食事8割です。
足がつる頻度が多いときは、受診した方がいいですか?
はい、まず医療機関への相談をおすすめします。 ほぼ毎晩つる、片方の足だけがむくむ・赤い、しびれや力の入りにくさがある、薬を飲み始めてから増えた、妊娠中の場合は、先に受診してください。通院中や服薬中の方は、自己判断で薬を変えず、主治医にご相談ください。

