更年期の肩こりは何科?しびれ・頭痛・ほてりがあるときの相談先|さいたま市の鍼灸師が解説

更年期の肩こりは何科?しびれ・頭痛・ほてりがあるときの相談先|さいたま市の鍼灸師が解説
症状ごとの相談先の目安と、受診を急ぎたいサインをお伝えします。
肩こりは、更年期の症状のひとつとして知られています。ただ、肩こりだけでは更年期によるものだと気づきにくく、ほかの原因とも区別しにくい症状です。肩こりのように見えて、首や関節、ホルモンの病気が隠れていることもあります。
まずは、肩こり以外にどんな症状があるかを整理してみましょう。
更年期の肩こりは、まず何科に相談すればいい?
更年期世代で体調不良が続くときは、婦人科への相談が勧められています。
婦人科では、ある程度ほかの病気の可能性も確認できます。ただ、首や腕、関節に原因がありそうなときは、整形外科などで見てもらうほうが近道になることもあります。伴う症状に合わせて、相談先を選びましょう。
症状別・相談先の早見表
肩こりに加えて、どんな症状があるかで相談先を選びます。
| 肩こりに伴う症状 | 相談先の目安 |
|---|---|
| ほてり、発汗、月経の変化 | 婦人科 |
| 首を動かすと痛い、腕のしびれ、力が入りにくい | 整形外科 |
| 強い疲れ、体重の変化、むくみ、動悸 | 内科・内分泌内科 |
| 朝の手のこわばり、関節の腫れ | リウマチ科 |
| 検査で大きな問題がなく、肩こりだけが続く | 鍼灸という選択肢 |
複数に当てはまる場合は、いちばん気になる症状から相談してください。かかりつけ医がいる場合は、まずそこで相談先を聞くのもよい方法です。
婦人科:ほてり・発汗・月経の変化があるとき
ほてりや発汗、月経の乱れを伴う肩こりは、まず婦人科に相談しましょう。
婦人科では、症状の聞き取りや検査を通して、更年期によるものかどうかを確認します。頭痛や肩こりは、更年期によるものと気づきにくい症状です。ほかの症状と一緒に伝えると、状態が伝わりやすくなります。
- 急に顔がほてる、大量に汗をかく
- 月経の周期や量が変わってきた
- 寝つきが悪い、眠りが浅い
整形外科:首の動きで痛む、腕のしびれや力の入りにくさがあるとき
首の動きで痛みが変わる、腕や手にしびれがあるときは、整形外科に相談しましょう。
中年期以降は、首の骨や椎間板の変化によって、神経が刺激され、肩から腕にかけての痛みやしびれが出ることがあります。首を後ろにそらすと痛みが強くなるのが特徴のひとつで、上を向く動作やうがいがつらくなることもあります。
しびれの原因は、首の病気のほかにも、手首や肘での神経の圧迫などがあります。一時的でないしびれは、放置せず整形外科に相談することが勧められています。
- 首を後ろにそらすと、肩や腕に痛みが走る
- 腕や手の指がしびれる
- 物をつかむ力が入りにくい、箸やボタンの操作がしにくい
内科・内分泌内科:強い疲れ、体重の変化、むくみ、動悸があるとき
肩こりに加えて強い疲れや体重の変化があるときは、内科での確認も大切です。
甲状腺は、体の代謝のスピードを調節している臓器です。働きが変わると、疲れやすさ、寒がり、むくみ、体重の変化、動悸など、更年期とよく似た症状が出ることがあります。血液検査で確認できるため、「更年期だろう」と思い込まずに、一度調べておくと安心です。
ホルモンの病気が気になるときは内分泌内科、それ以外は内科から相談できます。
リウマチ科:朝の手のこわばり、関節の腫れがあるとき
朝の手のこわばりや関節の腫れは、関節リウマチのサインのこともあります。
関節リウマチは、起きたときに手足の指の関節がこわばり、動かしているうちに楽になる、という特徴があります。指先から2番目の関節や手首が、左右同時に腫れる場合は、疑いが強くなるとされています。女性は男性より3〜4倍多く、30〜50代の発症が多い病気です。
更年期の時期と重なるため、「更年期のせいかな」と見過ごされることがあります。手のこわばりや腫れが続くときは、リウマチ科に相談しましょう。
受診前に整理しておきたいこと
伝える内容をメモしておくと、診察がスムーズになります。
- いつから、どんなときに痛むか(動作、時間帯、季節など)
- 肩こり以外の症状(ほてり、しびれ、頭痛、めまい、疲れなど)
- 月経の状況(周期、量、最後の月経はいつか)
- 飲んでいる薬やサプリメント
「肩こりだけで受診してもいいのかな」と遠慮する必要はありません。日常生活に支障が出ているなら、相談する理由として十分です。
病気が除外されたあとの、慢性的な肩こりには
検査で大きな問題がなくても、肩こりが続くことは珍しくありません。そのようなときは、鍼灸という選択肢があります。
LaLa鍼灸サロンでは、普段の生活や食習慣、悩みの症状、これまでの病歴などをうかがい、姿勢や体の動き、呼吸、骨盤、足の状態なども確認します。首や肩だけでなく、体全体のバランスを見ながら、一人ひとりに合わせた施術を行います。
鍼灸院では、診断や薬の処方はしません。ほかの病気が疑われるときは、病院での検査をおすすめします。医療機関で状態を確認したうえで、日々の体づくりを鍼灸で支える、という使い方をおすすめしています。
セルフケアより先に受診したいサイン
- 腕や手のしびれ、力の入りにくさがある
- 胸の痛み、動悸、息苦しさがある
- 今までにない激しい頭痛、強いめまいがある
- 発熱を伴う首や肩の痛みがある
- 夜、寝ているときにも痛みで目が覚める
- しびれや麻痺が、片側の手足や、口のまわりに出ている
よくある質問
肩こりだけで、婦人科に行ってもいいですか?
はい、問題ありません。 更年期世代の体調不良が続くときは、婦人科への相談が勧められています。ほかの症状があれば、一緒に伝えましょう。
整形外科で異常なしと言われたのに、肩こりが続きます。どうすればいいですか?
ほかの原因も含めて、相談先を広げてみましょう。 更年期の症状や、甲状腺などのホルモンの働きが関わっていることもあります。婦人科や内科に、肩こり以外の症状も含めて相談してみてください。
鍼灸院に行く前に、病院で検査を受けたほうがいいですか?
しびれ、力の入りにくさ、強い疲れ、体重の変化などがあるときは、先に医療機関での確認をおすすめします。 肩こりだけで、ほかに気になる症状がない場合は、鍼灸院にもご相談いただけます。
まとめ
- 更年期世代の体調不良は、まず婦人科への相談が勧められています
- 首の動きで痛む、腕のしびれがあるときは整形外科、強い疲れや体重の変化は内科・内分泌内科、朝の手のこわばりはリウマチ科です
- しびれ、力の入りにくさ、胸の痛み、激しい頭痛などは、先に医療機関へ相談しましょう
- 病気が除外されたあとも続く肩こりには、鍼灸という選択肢があります
肩こりに加えて、どんな症状があるかを整理することが、相談先を選ぶ第一歩です。

