肩こりがすぐ戻る理由とは?栄養との関係を解説|LaLa鍼灸サロン

肩こりがすぐ戻るのはなぜ?|
さいたま市の鍼灸師が解説
何年も整体やマッサージ、鍼灸に通っているのに、しばらくするとまた同じように肩がガチガチに…そんな経験、ありませんか?
「その場では楽になるのに、なぜかすぐ戻ってしまう」というお悩みは、実はとても多くの方からいただきます。今日はその理由について、少し違う角度からお話ししてみます。
肩こりが繰り返される背景には、筋肉の緊張や血行不良だけでなく、「疲労を回復させる力」が関わっていることが多いです。施術でその場の緊張をほぐせても、体を回復させるための材料(栄養や睡眠など)が不足していると、緊張を生んだ原因そのものは残ったままになり、また元に戻りやすくなります。
肩こりはなぜ起こるのですか?
肩こりとは、首から肩にかけての筋肉が緊張し、血行が悪くなることで重さやだるさ、こわばりを感じる状態のことです。頭の重さは体重の約1割(5〜6kg)とも言われ、それを支え続ける首や肩の筋肉には、常に負荷がかかっています。いわば、休みなく重い荷物を支え続けているような状態です。
デスクワークやスマホの操作で同じ姿勢が続くと、この負荷はさらに増し、筋肉がこわばって血流が滞ります。血流が悪くなると、疲労物質が流れにくくなり、こり感や重だるさとして感じられるようになります。
施術を受けてもまた肩こりが戻るのは本当ですか?
本当です。施術は、今ある筋肉の緊張や血行不良を一時的に緩めるものです。ただ、緊張を生んだ原因(姿勢のクセ、運動不足、そして体の回復力の低下)がそのまま残っていると、しばらくすればまた同じ状態に戻りやすくなります。
特に見落とされやすいのが、「疲労回復力」の低下です。筋肉は使えば疲労するものですが、その疲労をきちんと回復できていれば、こりは積み重なりにくくなります。回復が追いつかない状態が続くと、施術で一時的にほぐしても、また同じところに戻ってきてしまう…という悪循環につながります。
首肩こりにはいくつかのタイプがあり、原因の重なり方も人によって違います。詳しいタイプ分けは、こちらの首肩こり解説記事でも触れています。
肩こりと栄養は本当に関係あるのですか?
はい、関係があると考えられています。筋肉の緊張をほぐすには血流が必要ですが、その血液を作り、疲労した筋肉を回復させるためには、材料となる栄養素が欠かせません。
例えば、疲労回復に関わるたんぱく質が不足すると、筋肉の修復が追いつかず、こりが慢性化しやすくなります。この点については、こちらの記事でも詳しくお伝えしています。
また、しっかり食事をとっていても、代謝に必要なビタミンB群が不足していると、エネルギーがうまく作れず疲れが抜けにくくなることも。ご飯を食べても疲れが取れない理由という記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
交感神経が優位になりやすくなる背景には、精神的なストレスだけでなく、実は「血糖値の下がりすぎ」や「隠れ貧血」も関わっていると考えられています。体は血糖値が下がると、それを立て直すためにアドレナリンを分泌して血糖を上げようとします。また、貧血気味で体に酸素や栄養が行き渡りにくい状態でも、体は同じように緊急対応モードに入りやすくなります。つまり、食事の間隔が空きすぎている、鉄分やたんぱく質が不足している、といった栄養面の状態も、交感神経が優位になりやすいかどうかに関わってくるのです。
交感神経が優位な状態が続くと、筋肉は常に力が入りやすい状態になり、肩や首まわりの緊張がほぐれにくくなります。これが、施術で一時的に緩めても戻りやすくなる一因と考えられています。
- 血流を作る材料(たんぱく質・鉄など)の不足
- 疲労回復に関わるビタミンB群の不足
- 血糖値の乱れ・隠れ貧血による交感神経の緊張
- 睡眠不足・慢性的なストレスによる回復力の低下
今日からできること
年齢のせいだと諦める前に、できることはいくつかあります。
- 肩や首まわりを冷やさず、湯船にゆっくり浸かって血流を促す
- 30分以内に一度、肩を軽く回す・伸びをするなど、同じ姿勢を続けない
- 魚や卵、大豆製品などから、良質なたんぱく質を意識してとる
- 食事の間隔を空けすぎない(血糖の乱高下を防ぐ)
- 就寝前のスマホ時間を減らし、睡眠の質を整える
よくある質問
まとめ
- 肩こりが繰り返されるのは、筋肉の緊張・血行不良に加え「疲労回復力」の低下が関わっていることが多い
- その回復力には、血糖値の安定や隠れ貧血の有無など、栄養面の状態も関わっている
- たんぱく質やビタミンB群を意識した食事、血糖を安定させる食べ方、体を冷やさない習慣などが、根本からのケアにつながる
「マッサージに行ってもすぐ戻る」を繰り返してきた方こそ、一度体全体の状態を見直してみませんか。

