首肩こりと血糖値は関係ある?|さいたま市の鍼灸師が解説

首肩こりと血糖値は関係ある?|さいたま市の鍼灸師が解説

首肩こりと血糖値は関係ある?|
さいたま市の鍼灸師が解説

なぜ血糖値の乱れが首や肩の筋肉をこわばらせるのか、そのメカニズムと、今日からできる食事の工夫がわかります。

「肩こりの原因は、姿勢が悪いから」——そう思っていませんか?

もちろん姿勢は大きな要因ですが、それだけでは説明がつかない首肩こりもあります。今日は、意外と見落とされがちな「血糖値」との関係についてお話しします。

実は!
首肩こりと血糖値には関係があります。血糖値が下がりすぎると、体はそれを戻そうとして血糖値を上げるホルモンを分泌しますが、その働きの一つが筋肉を緊張させることだからです。姿勢だけを整えても改善しない首肩こりの背景に、この血糖値の乱れが隠れているケースは少なくありません。

首肩こりと血糖値、なぜ関係があるの?

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことです。血糖値が下がりすぎると、体は生命を守るために血糖値を上げるホルモン(アドレナリンやコルチゾールなど)を分泌します。これはいわば体の中の「非常ベル」のようなもので、鳴ると同時に体は戦闘態勢に入り、筋肉が硬くこわばります。この「非常ベル」が頻繁に鳴る生活を続けていると、首や肩の緊張が慢性化してしまうのです。

ポイント
特に首や肩まわりの筋肉は、緊張や興奮の影響を受けやすい部位のひとつです。ストレスを感じるとぎゅっと肩に力が入る、という経験がある方も多いのではないでしょうか。血糖値の乱れによる興奮も、同じような形で首肩にあらわれやすいと考えられています。
💡 【さき先生メモ】施術中に「肩というより、なんだかそのあたり全体が板みたいに固い」とおっしゃる方は、姿勢だけでなく食事のリズムもあわせて伺うようにしています。

甘いものを食べるとかえって肩がこるって本当?

本当です。甘いものやパン、麺類など糖質の多い食事は血糖値を急激に上げますが、上がった分だけ急降下しやすいという特徴があります。この血糖値の乱高下が起きるたびに、体は血糖値を戻そうとするホルモンを出すため、結果的に筋肉の緊張を招きやすくなります。この血糖値の急な変動については、ご飯を食べても疲れが取れない理由とは?の記事でも詳しく解説しています。

⚠️ 血糖値に関する持病(糖尿病など)がある方、お薬を服用中の方は、食事内容を大きく変える前に必ず主治医にご相談ください。

血糖値の乱れの背景には何があるの?

血糖値が乱れやすくなる背景には、日々の生活習慣がいくつも関わっています。

  • 食事の間隔が空きすぎる(欠食・遅い時間のまとめ食い)
  • 糖質に偏った食事内容
  • 慢性的な寝不足や自律神経の乱れ
  • ストレスが続いている状態

これらが重なると、血糖値の急降下が起きやすい体になり、首肩こりだけでなく、だるさや疲れやすさとしても現れてきます。自律神経の乱れという観点では、夏に頭痛・肩こりが増えるのはなぜ?冷房と自律神経の記事もあわせてご覧ください。

💡 【さき先生メモ】「特別疲れることをしていないのに、なんだか一日中だるい」という方は、食事の間隔を振り返ってみるのも一つのヒントになります。

今日からできること

血糖値の急な変動を防ぐことは、首肩こりのケアにもつながります。こんな方は試してみる価値があります。

  • 食事の間隔を空けすぎない(3〜4時間以内を目安に)
  • 主食だけ(丼もの系)をなるべく避ける
  • 空腹のまま甘いものだけで済ませない(どうしてもの時はナッツがおすすめ)
  • 食べる順番を野菜・たんぱく質→主食の順にする

たんぱく質の重要性については、疲れが取れないのはタンパク質不足のサイン?の記事でも解説しています。

セルフケアを試しても戻ってしまう首肩こりは、体の内側からのサインかもしれません。
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よくある質問

Q首肩こりと血糖値は関係ありますか?
A関係があります。血糖値が下がりすぎると、それを戻すために分泌されるホルモンの働きで筋肉が緊張しやすくなり、首や肩のこわばりとして現れることがあります。
Q甘いものを食べるとかえって疲れやすくなるのは本当ですか?
A本当です。糖質中心の食事は血糖値を急激に上げ下げしやすく、その変動のたびに体が緊張状態になるため、かえってだるさやこりを感じやすくなります。
Q血糖値が原因の首肩こりは、マッサージでは改善しませんか?
Aマッサージは一時的に筋肉をゆるめる効果がありますが、血糖値の乱れという背景要因が続く限り、こりが再発しやすい傾向があります。生活習慣側のケアも合わせて行うことが大切です。
Qこれは糖尿病の症状ですか?
Aここでご紹介しているのは、健康な方にも起こりうる血糖値の一時的な変動と筋緊張の関係です。糖尿病などの持病がある方や気になる症状がある方は、自己判断せず医療機関にご相談ください。
Q血糖値を安定させるために、今日からできることはありますか?
A食事の間隔を空けすぎないこと、主食だけでなくたんぱく質を一緒にとること、空腹のまま甘いものだけで済ませないことが、無理なく始めやすい工夫です。


まとめ

📌 この記事のポイント
  1. 首肩こりの背景には、血糖値の乱れによる筋緊張が関係していることがある
  2. 糖質中心の食事や欠食は、血糖値の乱高下を招きやすい
  3. 食事の間隔とたんぱく質の摂取を意識することが、首肩こりのケアにもつながる

姿勢を整えても戻ってしまう首肩こりは、体の内側からのサインかもしれません。食事のリズムを少し見直すことから始めてみませんか。



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髙中沙樹

髙中 沙樹(LaLa鍼灸サロン代表)

鍼灸と出会ったのは高校生のころ。ソフトボールで肩を痛め、いくつかの施術を試す中で、鍼灸だけが「その場で体が変わる」感覚を与えてくれました。その驚きが、鍼灸師を志すきっかけになりました。

現場に立つようになって気づいたのは、「その場で楽になっても、また戻ってしまう人が多い」という現実。体の不調は「結果」であり、根本にある原因こそ整えるべきだと確信しました。

そんな中で、私自身もさまざまな経験をしてきました。仕事、結婚、出産、育児——。女性は体も人生もいろんな変化がありますね。1人目を出産した時は「こんなに大変なの?」と、自分の体や生活の変化に衝撃を受けました。女性だから、妻だから、母親だから——私もたくさん我慢して、悩んで、涙した時期があります。

同じ女性同士だからこそ理解し合えることがあり「もっと一人ひとりに向き合える場をつくりたい」という思いが強くなり、3人目の妊娠をきっかけに独立を決意。2024年12月、LaLa鍼灸サロンをオープンしました。

姿勢・体の使い方・栄養。内側の状態まで含めた「巡り」から整えるアプローチで、「自分の体を理解し、自分で整えられる状態になること」を一緒に目指します。

鍼灸師歴13年 3児の母 メンタル心理カウンセラー メディカルピラティスインストラクター

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