首肩こりと血糖値は関係ある?|さいたま市の鍼灸師が解説

首肩こりと血糖値は関係ある?|
さいたま市の鍼灸師が解説
「肩こりの原因は、姿勢が悪いから」——そう思っていませんか?
もちろん姿勢は大きな要因ですが、それだけでは説明がつかない首肩こりもあります。今日は、意外と見落とされがちな「血糖値」との関係についてお話しします。
首肩こりと血糖値には関係があります。血糖値が下がりすぎると、体はそれを戻そうとして血糖値を上げるホルモンを分泌しますが、その働きの一つが筋肉を緊張させることだからです。姿勢だけを整えても改善しない首肩こりの背景に、この血糖値の乱れが隠れているケースは少なくありません。
首肩こりと血糖値、なぜ関係があるの?
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことです。血糖値が下がりすぎると、体は生命を守るために血糖値を上げるホルモン(アドレナリンやコルチゾールなど)を分泌します。これはいわば体の中の「非常ベル」のようなもので、鳴ると同時に体は戦闘態勢に入り、筋肉が硬くこわばります。この「非常ベル」が頻繁に鳴る生活を続けていると、首や肩の緊張が慢性化してしまうのです。
特に首や肩まわりの筋肉は、緊張や興奮の影響を受けやすい部位のひとつです。ストレスを感じるとぎゅっと肩に力が入る、という経験がある方も多いのではないでしょうか。血糖値の乱れによる興奮も、同じような形で首肩にあらわれやすいと考えられています。
甘いものを食べるとかえって肩がこるって本当?
本当です。甘いものやパン、麺類など糖質の多い食事は血糖値を急激に上げますが、上がった分だけ急降下しやすいという特徴があります。この血糖値の乱高下が起きるたびに、体は血糖値を戻そうとするホルモンを出すため、結果的に筋肉の緊張を招きやすくなります。この血糖値の急な変動については、ご飯を食べても疲れが取れない理由とは?の記事でも詳しく解説しています。
血糖値の乱れの背景には何があるの?
血糖値が乱れやすくなる背景には、日々の生活習慣がいくつも関わっています。
- 食事の間隔が空きすぎる(欠食・遅い時間のまとめ食い)
- 糖質に偏った食事内容
- 慢性的な寝不足や自律神経の乱れ
- ストレスが続いている状態
これらが重なると、血糖値の急降下が起きやすい体になり、首肩こりだけでなく、だるさや疲れやすさとしても現れてきます。自律神経の乱れという観点では、夏に頭痛・肩こりが増えるのはなぜ?冷房と自律神経の記事もあわせてご覧ください。
今日からできること
血糖値の急な変動を防ぐことは、首肩こりのケアにもつながります。こんな方は試してみる価値があります。
- 食事の間隔を空けすぎない(3〜4時間以内を目安に)
- 主食だけ(丼もの系)をなるべく避ける
- 空腹のまま甘いものだけで済ませない(どうしてもの時はナッツがおすすめ)
- 食べる順番を野菜・たんぱく質→主食の順にする
たんぱく質の重要性については、疲れが取れないのはタンパク質不足のサイン?の記事でも解説しています。
よくある質問
まとめ
- 首肩こりの背景には、血糖値の乱れによる筋緊張が関係していることがある
- 糖質中心の食事や欠食は、血糖値の乱高下を招きやすい
- 食事の間隔とたんぱく質の摂取を意識することが、首肩こりのケアにもつながる
姿勢を整えても戻ってしまう首肩こりは、体の内側からのサインかもしれません。食事のリズムを少し見直すことから始めてみませんか。

