ストレスで不調が続くのはなぜ?今日からできる3つの対策|さいたま市の鍼灸師が解説

ストレスで不調が続くのはなぜ?
今日からできる3つの対策|さいたま市の鍼灸師が解説
「最近なんだか疲れが抜けないな」「ちょっとしたことでイライラしてしまう」——そんな感覚、ありませんか。
仕事、家事、人付き合い。40代・50代は特に、自分のことを後回しにしがちな時期です。この記事では、ストレスが体にどう影響するのかを、今日から実践できる3つのポイントとあわせてお伝えします。
慢性的なストレスは、脳と副腎をつなぐホルモンの連携(HPA軸)を疲弊させ、自律神経の乱れ・栄養不足・睡眠の質低下という形で体に現れます。この3つに同時にアプローチすることが、不調を根本から整える近道です。
ストレスが続くと、体の中では何が起きているの?
ストレスとは、体にかかる負荷に対して脳と内分泌系が反応する仕組みのことです。イメージとしては、体の中に小さな警備員がいて、ストレスを感じるたびに「非常事態だ」と司令塔(脳の視床下部)に連絡し、司令塔が副腎に「エネルギーを出せ」と指令を送っている状態です。
この連絡網は本来、危険が去れば静まるようにできています。しかし忙しい毎日でストレスが途切れず続くと、警備員はずっと非常ベルを鳴らし続けることになり、司令塔と副腎のやりとりが常にフル稼働の状態になってしまいます。
この状態が続くと、交感神経が優位になりやすくなり、体が休むタイミングを失っていきます。
しっかり食べているのに、疲れが取れないのはなぜ?
食事の量やバランスに問題がないと感じていても、ストレス対応のためにビタミンB群やマグネシウム、鉄などの栄養素が通常より多く消費されている場合があります。いわば、非常ベルを鳴らし続けるためのバッテリーを、普段より多く使っている状態です。
このバッテリー切れが続くと、しっかり食べて寝ても疲れが抜けにくい、集中力が続かないといった感覚につながります。
魚、卵、緑黄色野菜、全粒穀物など、日々の食事で無理なく取り入れられるものから見直すのがおすすめです。
しっかり寝ているのに、疲れが取れないのはなぜ?
睡眠時間が足りていても、眠りの「質」が下がっていると、体はしっかり休めていない場合があります。ストレスが続くと、夜になってもストレス対応のホルモン(コルチゾール)が下がりきらず、脳と体が完全にオフモードに切り替わりにくくなるためです。
さらに、コルチゾールには血糖値を上げる働きがあり、日中のストレスや食事のとり方によって夜間の血糖バランスが乱れると、寝ている間に血糖値が下がりすぎてしまうことがあります。すると体が「危険信号」と判断してコルチゾールやアドレナリンを急いで分泌し、その働きで交感神経が優位になって目が覚めてしまう、ということが起こります。
- 寝る直前までスマホの光を浴びている
- 就寝・起床時間が日によってバラバラ
- 呼吸が浅く、常に肩や首に力が入っている
- 決まった時間帯(夜中2〜4時ごろ)に何度か目が覚める
- 空腹時に甘いものをよく食べる、どうしても食べたい衝動に駆られる
特に、空腹時に甘いものへの衝動が強い方は要注意です。糖質の多いものを食べると血糖値が急上昇し、その反動で急降下しやすくなります。この急降下が、夜間の血糖値の乱れにもつながっていきます。日中の「甘いものが欲しくなる」感覚と、夜中に目が覚める感覚は、実は同じ血糖値の波の中でつながっている場合があるということです。
今日からできること
こんな方は、今日から少しずつ試してみる価値があります。
- 朝、太陽の光を浴びて体内時計をリセットする
- 魚・卵・野菜を意識して1品プラスする
- 空腹を我慢しすぎない(手のひら1杯のナッツ、蒸したさつまいも、雑穀米のおにぎりなど)
- 寝る前1時間はスマホを見ない時間を作る
- 深呼吸を1日数回、意識的に行う
よくある質問
まとめ
- 慢性的なストレスは、脳と副腎の連携(HPA軸)を疲弊させ、自律神経の乱れにつながる
- ストレス対応でビタミンB群やミネラルが消費されやすく、食事からの補給が大切
- 血糖値の乱高下がストレスホルモンの急上昇を招き、睡眠の質を下げることがある
ストレスは完全になくすことはできませんが、体への負担を減らす工夫は今日からできます。一人で頑張りすぎず、気になる方はお気軽にご相談ください。


